白兎と雪狼の、果てなき旅路

ドライブやドライブや写真撮影を趣味とし、その他、HSPやAセクシャル、イジメ。精神的・心理的なことについて綴っていきます。

【生き方・人生】笑顔の裏側で ~無意識に詮索する自分が醜い、でも前に進みたい~

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 真相はわからずながら、新型コロナの驚異が少しずつ小さくなり始めていますね。

 他方で首都圏を中心にした大きな地震に始まり、来週はこの時期としてはあり得ない寒気に見舞われる予報が出ております。

 

 時間だけでなく、季節は確実に移り変わっていることを感じながら、常に危機感を持つことだけは忘れるなと言われているような気がしてならない今宵です。

 

 

白兎5
 
 はい皆さん、こんばんは。【やさぐれ紳士】白兎です。如何お過ごしでしょうか。
 
 
 前回の記事で、十年弱振りとなる異動を経て、新天地での生活も二週間が経ちました。
 初めてとなるオペレーション業務に就くということもあり、研修ばかりの日々でしたが、一方で、前職場での引き継ぎ不足から問い合わせ対応に追われておりました。
 
 
 少し話が逸れますが、私の採用年代は若手を本格的に入社させ始めた黎明期とも過渡期とも呼べる時期でした。
 当時から育成計画も試行錯誤していたということもありますが、研修諸々があっても、私は自虐も含め「実験台の世代ですから」と笑い流してきました。
 だからと言うわけではありませんが、「聞く前に調べるのが筋では?」という私情は置いておきながら、異動やら研修に際しては試験的で突発的な要素がかなり多くありました。
 
 仕方ないと諦めながらも、心は素直に現実世界に現れてばかりでした。
 遅々として進まない転属先での業務にフラストレーションを抱えた私は、テイルズオブアライズをプレイし、メイドインアビスを拝見し大泣きする毎日を過ごして参りました。
 どちらもいい作品ですが、特に後者は作風以上に残酷でグロ要素が多いながらも、「人として生きること」を深く考えさせられるものでした。もし機会がありましたら、是非ご覧いただければと思います。(ダイレクトマーケティング
 
 
 さて、それはさて置いて。 
 
 
 今回の異動で転入した先は、若手もベテランも混じり合う、良い意味で伝統や風習が薄い職場でした。
 加えて十数年会社勤めしていたことも奏して、これまで関わりのあった上司や後輩、そして一番辛い時期を共に過ごした同期。
 地元とはまた違う、沢山の人たちと出会うことができております。
 
 勿論、初めて会う方の割合の方が遥かに多いです。
 しかしそれでも、年相応ではない変わり者として認識され、一週間足らずで可愛がっていただける方も増えつつあります。
 
 顔見知りの方々だけでなく、初対面の方にも受け入れられたことは、私にとって本当に幸いなことでした。
 忙しい空気の中でも、まだ禄に業務もできない私に笑顔を向けてくださり、私も嬉しさと作り笑いを半々とする笑顔を向けることができています。
 
 本当に、胸の底から笑ったことなど数える程しかない私には、申し訳無さを伴いながらこんな表現しかできません。
 
 何故このような書き方をしているかと言うと、元々ビビりな性格があるというのも確かではありますが。
 好奇心が飛躍した、「目の前の人がどんな感情を持って、私と接しているのか」という、言葉や表情の裏を無意識的に勘ぐろうとする行為が今も止まらないことにあります。
 
 こう書くと「単に疑り深いだけなんでしょ」と言われるかもしれません。
 否、そう囚われても仕方がないことだと自負しています。
 これは性格なのだから仕方がない、と申し開くつもりはありません。
 
 自分の性質を、性格を意識して理解する以前は。
 人の顔を見て声を聞いて、その裏には何が潜んでいるのか。
 それを知ろうとしていたのは、本当に興味本位でしかありませんでした。 それが自分にどのような影響を及ぼすかなど度外視で、単に相手の奥深くに見え隠れする思いを知りたかった。
 ただ、それだけでした。
 
 それが何時の間にか、直接的に排他された幾重もの経験を経て、何時しか相手の機嫌を伺ったり相手に合わせる為の手段として使うことが恒常化していました。
 
 自分の知らない所で、他人が良い顔していても実は陰口を叩かれているのではないか。接したくない、気持ち悪いと思いながらも隠そうとしているのではないか。
 言葉にしなければ押し通せると思っているその顔に、悪意や罵りが隠されているのではないのだろうか。
 表世界に顕在化する表情、声色に、負の感情が滲み出ているかもしれない。
 なら、笑顔に見えるその顔は。
 
 嘘と偽りに塗れたものなんだな。
 
 元々表情や声色から情報をえることは、数少ないながらも私の得意とするものでした。
 以前であればHSPやHSS型HSPとして表現して参りましたが、最近はこの表現を控えるようにしています。理由はまた、別の記事でご紹介できればと思います。
 
 話を戻して、例えば。
 笑っていても目元が緩んでいない。口元だけが半弧を描いている。笑っているように見えて、顔全体の筋肉が強張って見える。
 声色で言えば、言葉は強いのに同情を求めるような弱々しさを醸し出している。元気だと言っているのに、聞き慣れた声よりも幾分声音が下がっている。逆に無理するかの如く半音以上に音を上げることで、聞く側の思いを引き出そうとしている意図が見える。
 文章に表すことは難しいですが、私が感じたり思ったりすることは概ねこのようなものが挙げられます。
 
 
 さて、ようやく本題に入る下地ができました。 
 
 意識的か否か、そういったことを抜きにしても。
 このような無言で、しかも主観的な観測や憶測をしてしまう私自身のことが、時々嫌になることがあります。
 
 疑っているのは、飽く迄私個人によるものです。
 しかしそれは、相手の真の思惑には到底及ばない薄汚いものに成り果てていると思えてならなくなります。
 イジメられたから。最初の異動で、人間扱いされない職場で心身を削りきったから。
 こうやって言い出せば、言い訳は幾らでもできます。
 
 でも、今は違うだろ。
 
 そう思いたくても、できない。
 あたかも心が読めるように奢っていて、実際は怖くて真意に触れようとすることを避けている。
 余りにも弱くて、情けない自分がいつまでも脳裏を、胸底を支配していることに薄々気が付き始めました。
 
 ではこのままで、いいのか?
 
 私は、嫌だ。
 疑って、牽制し合うような生き方なんて、もう味わいたくない。
 一人の人として、付き合いを広げていきたい。
 
 何度も人として扱われなかった経験があるのなら、いつまでもふてくされていないで。
 笑顔の裏は読んでしまっても、私は笑顔で返したい。
 時には作り笑みになったとしても、心の底から嬉しさと喜びを、ありがとうという気持ちに変えて。
 
 そうこうしている内に、10月も半分が過ぎ去りました。慣れない感覚は抜け切らずにいますが、私は私のやり方で、新たな人間関係を造っていきたいと思います。
 少しでもいい、前に進めるのなら。
 
 
 最近はテレビを見なくなって久しくありますが、どうやら北海道では初雪が観測されたようですね。
 今週は全国的に、この時期としてはあり得ない寒さに見舞われるようです。
 どうか、風邪をひきませぬよう、温かくしてお休みくださいね。
 
 
 今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
 それでは、また次回まで。
 
 

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 いつの日か出会った、狐さんたちのような温かい毛並みが欲しいです。