白兎と雪狼の、果てなき旅路

ドライブやドライブや写真撮影を趣味とし、その他、HSPやAセクシャル、イジメ。精神的・心理的なことについて綴っていきます。

【うつ病・人間不信】募る人間不信の行き先 ~頼れる場所を求めた、私が馬鹿だった~

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 ※注記※

 本記事は私の口汚い罵り、遣る瀬無い思いから来る負の言葉。そして不快を催す表現が数多く出て参ります。

 掃き溜めの場と化してしまいますので、ご閲覧くださる際はどうかご留意願えれば幸いです。

 ※注記終了※

 

 

 すっかり寒さも落ち着き、いざ出会いと別れの春へ……と申すには、あまりに短絡的ですね。

 現実は真冬に戻る寒さに加え、場所によっては雪が積もり、銀世界へと戻る寸での気候となりました。

 三寒四温とはよく言ったもので、そう心地好く春を迎えさせてはくれぬようで。私が住む地域も、すっかり雪化粧に覆われております。

 

 

白兎5
 
 はい皆さん、こんばんは。【やさぐれ紳士】白兎です。如何お過ごしでしょうか。
 
 この挨拶も、随分久しく感じております。それだけ、休職に踏み切ってから今日まで、如何に外の世界を見られなくなっていたのかを、ひたすら思い知らされるばかりです。
 否、見ることができなくなった、と言った方が正しいですね。
 
 前回の記事でもお話ししましたが、より詳細をお話しできればと思います。
 
 今回休職に追い込まれたのは人間不信が根源にあると分析していました。
 
 直属の上司からの一方的な指摘と分析評価。正直異動してからまともな会話もないまま時間だけが過ぎ、いざ精神的に参り始め業務もままならなくなり始めていた時の、面談という名の一方通行。
 
 正直これは駄目だわ、と呆れを通り越しました。それまで脳裏に浮かんでは消えていた休職という選択を、潔く踏み切れる切っ掛けの一つとなりました。
 
 一つ、と表現したのには、理由があります。しかも最初の問題よりも、より私の中の人間不信を強めることとになるとは思ってもいませんでした。
 
 一つ前の記事で触れた、精神科主治医との関係の綻びです。
 
 通院している医者に話を持ち込んだ時、私の心は既に壊れ働くことなど考えられない状態になっていました。
 休職するには医師の診断書が必要になってくるのはご存知の方も多いかと思いますが、2月の最終週辺りにおかしくなった私は3月の頭から休職したい旨を事前に伝えてはありました。
 
 これが早計で愚行と思う方もいらっしゃるでしょう。
 
 医者の立場を考えれば、患者の状況を見定め、どのような病名で働けなくなったのか。それをどのような計画で復職まで持ち上げて行くのか。
 精神疾患は目に見えない以上、より慎重になるのは仕方がないことです。
 
 しかし私には、もうそこしか頼れなくなっていました。 
 こういう時は家族に、という言葉をよく目にしますが、残念ながら私にはそのような逃げ道は許されませんでした。
 
 一見まともに見えながら、身勝手で偽善的な正義論と一般論を掛ける母。
 十年近く、どこで何をやっているのかわからない状態を続けておいて、いきなり戻ってきておきながら、これまた唐突の家族面をする兄。普段は仲良く見えても、先日自暴自棄な発言をした途端に物凄い剣幕で怒号を張られる始末。
 さすがに堪え兼ね、睥睨し落ち切った声色で食って掛かりました。互いに引き下がることはなく、後味の悪さだけが残るばかりでした。
 そして相も変わらず何もかも自分しか見ていない父親。私と兄が、深夜に怒鳴り合う中でも声を掛けることもしない、私の中で最低の男です。一族の行事だけは懸命なのに、屋根の下の人間は血の繋がりも関係ない他人のようです。
 
 このしょうもなく、どうしようもない人間しかいない私ですが、それでも精神疾患を患って以来、お世話になっている主治医は数少ない相談相手でもありました。
 
 それが、まさかあっさり崩れるなど、知る術もなく。
 
 診断書を書いていただく為に訪れた診察室で、第一声がこれでした。
 
「通院されていて、これまでの状況でいながら突然休職の為の診断書は、基本的にお断りしています」
 

 今思えば当然と言えば当然の言葉だったのかもしれません。

 ただ、それを聞いた私は閉口以外に取れるものはありませんでした。

 

 続けざまに放たれた言葉が、ただでさえ折れた私の心が真っ二つになりました。

 

「そもそもこれまでお話しされてきたことと今のお話しは、全く噛み合わないので診断書を書こうにも病名をどうすれば良いのか判断しかねています。診断も1からやり直さないと、処方も困っている程です」

 

 心なんて、存在しない想像上のものです。

 ですが、私は確実に感じました。

 曲がり切って、これ以上曲げられない程までに倒し尽くされた心。

 音を立てて粉々になって、破片と塵と化していく様が。

 

 同時に支配してきたのは、これまで抱いたことのない負の言葉と思いでした。

 

 そうだよね、精神科医だから薬を出したり事務的処理をするのが仕事だよな。

 患者の声を聴いたり、励ましと行かずとも生易しい言葉なんて掛けないよな。

 そうだよな。

 

 半端な優しさは、人を殺すもんな。

 

 そこで、人は突き詰めれば自己保身か、などと思った私は相当参っていたのか、元々腐っていたのか。

 

 とにかく、このことが引き金となり人を信じることが馬鹿馬鹿しいものとなり、どこかで誰かに縋ろうとしていた私が愚かにも程があると自分を責め立てることとなりました。

 

 

 休職で、部屋に籠もっていても、沸き立つものは自己嫌悪を含めた人という全存在への拒絶反応。

 然れど、行き場のない思いを吐き出し、誰かに受け入れて欲しいと足掻く自分もいる。

 矛盾と、募る葛藤。

 

 行く末に、私はついにやりました。

 

 利き手ではない掌を、刃物で何度も撫でながら切り刻む行為を。

 

 自傷行為。世間ではリストカットとして認識されていますが、実際はそうとは限らない行い。

 生命の危機に陥らない箇所を、自らの意志で傷を付ける。生きるという本能とは相反する行動は、端から見れば異常行為です。

 恐らく私の「家族ごっこ」をしている身内に見られた日には、それこそ言い争いで済まなくなるでしょうね。笑える話です。

 

 しかし、一つだけ。

 

 自傷行為をすることで注目を集めようとしたり、自殺を仄めかすサインだと論じたり考えたりする方がいらっしゃいますが、それは違います。

 誰にも見られない所で、行き場のない感情を。もしくは心の痛みを身体の痛みに変えることで、少しでも自身を安らがせるものなのです。

 実際、私も痛みと共に血が流れる様子を見ている瞬間は、形容し難い安息感を覚えていました。

 逆に言えば、そこまで崖っぷちになっていたことを思い知ることとなるのでした。

 

 

 私のことは、ひとまずここまでとさせていただきます。

 

 最後に。

 言葉で言わなければわからない、それが人間という種族です。

 ですが、それができない程に追い込まれている人もいるということを、身勝手ながらどうか覚えておいていただきたいのです。

 

 苦しいのは誰も一緒。 

 辛い時は遠慮せず頼ってくれ。

 

 そのような言葉程、信用できないものはありません。

 

 少しでもいつもと違う、何か変だと感じる方がいらっしゃるのでしたら。

 話ができそうなら、ただ聴いてあげてください。同情はいりません、聴いてくださるだけで救われることは多分にあります。

 そして、物理的でもそうでなくても。

 

 そっと抱き締めて、頭を撫でてあげてください。

 

 少なくともこれは、私が今一番求めていることでもあります。

 

 

 纏められずに、すみません。今回はここらで仕舞いとさせていただきます。

 今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 それでは、また次回まで。

 

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 休職を決意した直後、被り物をした私です。友人曰く、「あんなにはしゃぐ姿、初めて見ました」とのことでした。

 実際、大人気なくキャーキャー言っておりました。

 

 種族はホッキョクオオカミ、名はレイス=レナード=フォーマルハウトと申します。

 どこかでお会いした際には、どうか気味悪がらずにお願いいたします(汗)