白兎と灰色狼の、果てなき旅路

ドライブやドライブや写真撮影を趣味とし、その他、HSPやAセクシャル、イジメ。精神的・心理的なことについて綴っていきます。

【車・趣味】まだ見ぬオオカミを目指して ~那須どうぶつ王国その5と、ヒトの醜さ~

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 ここに来て、急に新型コロナウイルスの再拡大が懸念されるニュースが目立つようになってきました。

 最近は通勤で使っている列車も、ツアー客が目立つようになって久しくあります。加えて車内でアルコール飲料を開ける音が響き、周囲のことなど関係ないと言わんばかりに盛り上がる御仁さえ遭遇するようになりました。

 

 日本人が半ば無意識的に行ってきた手洗いやマスク着用という文化も、緩み始めていると思えてならない【やさぐれ紳士】白兎です。

 

 

 皆さん、こんばんは、如何お過ごしでしょうか。

 

 

 連日に渡って綴って参りました、那須どうぶつ王国。オオカミとようやく出会えた旅も、終わりを迎えることとなります。

 最後を飾るのは、動物園でもアイドルとして活躍し脚光を浴びる子たちとの出会い。

 その後訪れ、お世話になることとなるホテルで。

 

 動物たちが見せることのない、ヒトという生き物が持つ理性があらぬ方向に飛んでしまった、醜い姿を目の当たりにしたことを。

 目先のことだけを見ない、汚さとも言える無様さを見て、落胆したことを綴って参ります。

 

 

 

 

 可愛い見た目でも仏頂面な印象だった、レッサーパンダが?

 

 動物たちとの触れ合いも、いよいよ終盤となって参りました。

 ホッキョクオオカミとの対峙を終えてすっかり脳みそが溶けた私でしたが、最後のエリアへと意地の如き思いと共に入り込んでいきます。

 

 動物園のアイドルにして必ずと言っても過言ではない、可愛さと愛くるしさを併せ持つ、レッサーパンダが住む「アジアの森」へ。

 

 これまでの熱帯エリアや亜熱帯エリアは湿度を高めに設定されマスク越しの呼吸のし辛さ、眼鏡の曇りといった弊害に悩まさました。

 しかしこの一帯は名の通りアジアの気候を再現しており、ヒトである私たちにも快適と言える場所でした。

 そして、彼らが相変わらずの様子で寛いでいました。

 

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 半開きの目が、午前中に充電切れを起こしたことを想像させる、おっとりさと愛くるしさの象徴レッサーパンダ。木の上でウトウトしています。

 

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 人気の動物故、多くの来園者に賑わっています。子どもたちの「いたー!」という歓喜の声も響き渡ります。

 しかしそれも何のその。気にしないかのように、ひたすらマイペースを貫きお昼寝に戻ろうとしていました。

 

 ホッキョクオオカミでオーバーヒートした脳を休める為に、暫しその姿に癒やされていると。

 

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 開かれた目には、野生の鋭さ。これまで動き回っているか眠っているかのどちらかしか見たことがありませんでした。

 その為か、獲物を狙うかのように前を見据えるレッサーパンダの、別の一面。

 ここまで抱いてきた、動物園のアイドルに対する印象が変わる瞬間でした。

 

 などと思っていた途端。

 

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 このはち切れんばかりの愛くるしさ。ベロを見せながら、満面の笑みを浮かべる看板っ子。室内の灯りと窓から注ぐ光が差し込み、さながら陸上の天使を思わせる可愛らしさを披露してくれました。

 天真爛漫、という言葉もしっくり来る感じです。

 

 どうやら、眠気が覚め活動状態に入ってくれたようです。

 天使の微笑みを振りまきながら、敷地内を駆け回り始めます。

 

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 フワフワな毛並みに、混じり気のない笑み。コロナ禍に、現代生活に疲れた私たちを癒やしてくれます。

 

 それは決して、「負けるな!」と鼓舞する威容ではありません。心が折れそうな時に支えてくれるような強さは微塵もありません。

 逆に「そんな顔して、どうしたの?強張ってるよ、ほら笑顔笑顔!」と語りかけるかのような、優しさと無垢さを包括する姿を見せてくれました。

 激励するのではなく、そっと寄り添うような仕草と表情は、現代の社会に生きる私たちに安らぎと憩いを齎すものでした。

 

 私個人としては、オオカミや猛禽類のような精悍な顔や身体と、堂々と見せることはなくとも強さと靭やかさを兼ね備える動物が好みです。

 

 しかしこのレッサーパンダたちが見せてくれた愛嬌と穏やかさは、凝り固まった疲れや鬱屈さを溶かしてくれる優しさに満ちていました。すっかり、見入っていたのがその証拠でした。

 

 

 溜まった鬱憤や行きどころのない激情に苛まれることの多い、私たち。

 今年は特に、新型コロナウイルスという脅威を最後まで払拭できないまま。

 疑心暗鬼と見えない恐怖、そして鬱屈な思いを背負ったまま年末を迎えることになると思います。

 今年に入るまで遭遇することのなかった、今までの生活や慣例が破壊された世の中となり、殺伐とした雰囲気は未だ消えずにいます。

 

 決して強くない、私たちヒトは。

 動物たちの。オオカミやレッサーパンダを始めとする彼ら彼女らに。

 触れ合ったり時間を共にしたりすることで、時には思いを馳せ、時には癒やしを求めているのだろう、と思うのでした。

 人間同士だけでは解消できない、様々な感情や思いを、まるで共有するかのように。

 

 

 さて、そんな私の頭の中身など振り払って。レッサーパンダたちの、ありのままの姿を追っていきます。

 

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 木の上から地上に降り、水面で遊ぶかのような仕草も見せてくれます。浮かんでいる作り物の笹が気になったのでしょうか。

 

 ほっこりさせて貰いながら、再び頭上へと視線を向けると。

 

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 もう一頭の子も、眠気スッキリで万全状態と言わんばかりに立ち上がっていました。

 

 しかし、その顔をよく見てみると……。

 口から、何かがはみ出ています。

 

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 ベロ、しまい忘れているよ?

 他の動物園のレッサーパンダは、どちらかと言うと強面な子が多かった印象でしたが。

 那須どうぶつ王国の子たちは、揃ってリラックス仕切っているかのようでした。そのギャップとも思える姿が、また愛らしく可愛いです。

 

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 「え、なぁに?」

 困り顔にも見える表情を浮かべながらも、やはりベロはチロリとはみ出たままでした。

  ホッキョクオオカミたちを目の前にした時とはまた違う、可愛げな彼らに私はすっかり癒やされていました。

 思い切り、抱きしめたいです。

 

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 極めつけはこちら。

 毛繕いするように、互いの身体を舐め合う様を拝むことができました。これまで単独で動く子たちを見てきた私にとって、レッサーパンダが身を寄せ合い互いを信頼し切っているような姿を目の当たりにした私は。

 

 溶けかけの脳が、完全に液状化することとなりました。

 駄目だ、愛おしすぎる。見ているこちらの方が、思わず破顔する。

 

 抱擁したい思いが込み上げ続ける中、時間も迫っていたこともあり。

 那須どうぶつ王国を後にし、本日の宿泊地までの道へ着くのでした。

 

 また会えたら、いいな。そんな思いを抱きながら。

 

 

 

 紅葉と硫黄の香りが広がる、ホテルまでの道程

 

 

 愛車へと戻り、本日の宿を目指し駆け出した私たち。

 すっかり脳みそが溶けて口から出てきそうな状態になっていた私は、正気を保つのも必死でした。

 隣に座すたーぼぅさんに、何度も心配されてしまったことは、私の至らぬ所だと反省するばかりでした。

 

 実は今回、それ以外にも私のミスで旅自体が台無しになる寸前にまで行っていました。

 

 互いにツインルームを一人で泊まるプランを予約するつもりだったところを。

 まさかの宿違いで予約。気付いたのは出立前の3日ほど前だったかと思います。

 

 互いに手を尽くしながらも、最終的にはたーぼぅさんが予約したホテルさんが無理なお願いを快諾してくださいました。

 Go to トラベルが盛んな最中、ホテルのスタッフの方々にはお手数とご迷惑を掛けてしまったことに変わりはありません。

 それも、元々は私のミスから始まったこと。

 

 たーぼぅさん始め、申し訳ない思いで一杯になると共に。多くの方に感謝するばかりでした。

 

 さてさて、ホテルまでの道程はワインディングロードが続く、走っていて気持ちのいい高原の道でした。

 少しずつ色付き始めた木々。赤はまだ甘さがありましたが、黄色に染まる山は冬の訪れを予感させながらも。

 

 運転中でも目を引き寄せられる華やかさを見せていました。(ハンドルを握る私は当然ながら、写真も撮れず景色も堪能する訳にはいきませんでした。脇見運転、駄目、絶対)

 

 山道を抜けると、次々と温泉が湧く地帯に出ました。特に鹿の湯付近を通過する時は、とてつもない硫黄の臭いが立ち込めていました。

 

 これが、温泉という香りなど凌駕するとてつもない臭い。悪臭と言っては失礼ですが、外気導入にしていた愛車内が一気に硫黄臭で満たされて。

 むせこむ程の強烈さ。吸い過ぎると死ぬのではないかと思える程の苛烈さ。

 学生時代、硫化水素を発生させる実験で死にかけた、腐った卵のような臭い。

 

 これは、身体に効くだろう、などと思いながら。

 何事も適量が一番なのだろうな、とシミジミと考えさせられました。

 

 

 

 目の前のことにしかものを言えない、ホテルでのヒトたち

 

 

 伊香保温泉街のような雰囲気を漂わせる温泉街。宿場町と同じように当時の面影を残しつつ、現代にまで風情と趣き。思わず車の速度を落として、牛歩の如く行きたくなる情景。

 その先に、本日お世話になる「サンバレー那須」がありました。

 

 高度成長期、次々と訪れる人々を迎える為に増築と新たな宿泊棟を造っていったのだろう。建物は、良く言えば当時の面影を残すレトロさを醸し出して。悪く言えば古臭くボロボロになっていました。

 しかしながら私は、どこか懐かしさを感じる心境でした。

 温泉街に立つ、古き良き時代の面影を残すリゾートホテル。普段の旅行ではビジネスホテルを使うことが多い私には、新鮮でした。

 

 綺麗なことが、全てではない。そんなことを思いながら。

 

 然れど、ここから様々な障害に鉢合わせることとなりました。

 

 Go to を利用し、様々な地域から沢山の人々が押し寄せる勢いでホテル周辺は車が往来していました。

 その中で目立ったのが、レンタカーを示す「わ」ナンバーの車。東京在住の方々を悪く言うつもりはありませんが、大半は足立や品川のものでした。

 恐らく、道がわからなかったのでしょう。

 

 でもさ。

 

 ウインカーやハザードランプも無しに急停車や徐行して道を塞いだり。唐突のブレーキから方向指示器なしで急ハンドルを切ったり。

 挙げ句には逆走しておきながら、いかにもこちらが悪いかのように睨んでくる始末。

 

 

 あのですね。

 

 普通に危ないから、貴方たち。免許持っているからと言って、公道で無双して言い訳ではないのですよ?今の車にはナビも装備されているでしょうし、スマホでも確実なナビゲートも可能な世の中なのだから。

 後続車に無意味なブレーキを踏ませる運転をする前に、目的地をしっかり入力してから車を動かしてくれよ。それでも迷うのなら、せめて待避所で車を止めてくれ。運転しながらルート案内なんて確認しないでくれ、お願いだから。

 運転に慣れていないのか、サンデードライバーなのか知りませんが、我が物顔で行き交いするのはちょっと違うのでは?

 

 車を運転することは、経験則や経歴など関係なしに周りの状況を把握すること。他車の進行を無闇に妨害しないこと。

 そして、運転する上で生じた不行きや不味さも、全て自分の責任と思って車を動かすこと。

 

 それすらままならないのに、何のリアクションも取らない所か、こちらに責任を擦り付けるに睨み付けるなんて、正気の沙汰ではありません。

 

 車を運転することは、私にとって楽しくて喜びです。

 それ故、無粋な運転を平然とする方々を全否定することはできません。

 

 しかしながら、限度というものがあります。流石にこちらも怒号を飛ばしてしまいました。

 

 交通ルールも守れない輩が、でかい態度を取るな。

 

 詰まらないことで事故に発展したりトラブルになる位なら。

 公共交通機関を使ってください、お願いだから。

 

 

 

 GO toに踊らされて、恥など捨てたのか。貴方たちは、何をしに来たのですか?

 

 

 宿に着いてからも、身や心を休ませる雰囲気はそこにはありませんでした。

 

 予約した人々が溢れ返る状況。それだけなら、まだ仕方なしと流せたと思います。

 

 ですがそこは、阿鼻叫喚……否、無法地帯と化していました。

 ホテルのスタッフの方が、最前線で訪れる人を宿泊者リストと照らし合わせながら一人ひとり確認し。

 フロントではごった返した宿泊予定者を、アナログながらも一組ずつ呼び出し手続きを進めていました。

 

 その労力と大変さなど、知ったことかと言わんばかりに。

 子どもはロビーを縦横無尽に、奇声のような声を上げながら駆けて。

 それを止めることもせず、親御さんたちは話に夢中になっていたりスマホに集中する有様。

 

 さらには、とある宿泊予定者がスタッフを呼び止めて。

 順番を抜かされた、といったクレームにもならない唯の我儘を言う始末。

 

 

 なんだこれ。

 スタッフの方々が必死に対応しているのに、宿泊者側が一方的な態度を見せ付ける無様さ。

 それが、さも当たり前だろと言いたいかのように。

 

 

 Go toに踊らされたのか、お前たちは?

 そもそも那須塩原に、何をしに来たんだ?

 

 行楽地や観光地を楽しんで、その余韻に浸りながら一夜を明かす為にここにいる、そうじゃないのか。

 まさか、お金を払っているから、自分が絶対的立場に立っているだなんて思っていませんよね?

 

 それとも、あれですか。

 Go toで安く泊まれることが目的で来たとでも?

 

 

 とんだ勘違いですよ、貴方たち。

 

 

 目的と方法を履き違えていますが、気付きませんか?

 何のための旅行なのですか。目的は多岐に渡るでしょうが、「旅を楽しむ」為に来ているはずですよね?

 宿泊施設でくだらない文句や怒号を放っておきながら、子どもを野放しにする為に来た訳ではないですよね?

 

 違いますか?

 

 目の前の金に目が行ってこの場にいるなら、今すぐ帰れ。何様のつもりだ。

 

 それとも、みっともない姿を晒してでも、結局はお金ですか。

 だとしたら、無様極まりない醜態ですよ。恥というものすら捨てたのですか?

 

 Go toは、そんなヒトの醜さを曝け出す政策ではないはずだと私は思っています。

 コロナ禍で困窮した業界を救済する為、そして閉じこもりがちな民衆に旅を促す為のもの。

 

 それがこの様とは……旅の目的、忘れているとしか思えませんでした。

 人間誰しも、好きに文句を言いたいヒトはいないと思っているのは、私だけでしょうか。

 それは違う、と言いたいです。

 折角計画した旅なのだから、ホテル側も泊まる側も円滑で円満で終わりたいはず。

 

 敢えてそれを自ら瓦解していく姿を目の当たりにした私は。

 元々ヒトの醜さや汚さを散々見てきた身として。

 

 見苦しい馬鹿共が、とバッサリ切り捨てていました。

 

 そうこうしている内にチェックインを無事終えた私たちは、夕食までの一時を部屋で過ごすこととなりました。

 受付で垣間見たヒトの意地汚さを、忘れたい一心で。

 

 

 途中から口汚い罵りばかりとなり、申し訳ありませんでした。

 

 今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 それでは、また次回まで。

 

 

 P.S

 

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 那須どうぶつ王国のお土産屋売り場で一目惚れして買った、ホッキョクオオカミのぬいぐるみを眺めて癒やしを求めていました。