【ブログ】ブログの記事は、引き算式 ~まずは書いて、削る~
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各地で梅雨入りが発表され、暑さと雨が両立する時期に入って参りました。
片や猛暑日を多くの場所で観測され、コロナウイルスのみに留まらず、熱中症の心配もしなければならない厳しい状況となってきています。
マスクをしていると、脱水状態や体温上昇といった変化に気が付くのに遅れるとの情報もあります。
人が集まる駅等ではマスクをしていないと白い目で見られてしまう中で、人との距離が十分に取れる屋外ではマスクを外して身体の熱量が危険域に推移しないようにする。
世間の目と自分の体調を両立させることの難しさと葛藤を感じている、白兎です。
皆さん、こんばんは。如何お過ごしでしょうか。
私事ではありますが、本ブログもお陰様で開設から半年を迎えることができました。
記事数はこの記事を以て99、読者数357、総アクセス数は約8600。
一つのことに熱中はしても冷めやすい私には、有り余るものに正直驚くと共に、感謝の気持ちで一杯です。
熱しやすく冷めやすい私が、ここまでブログを続けられたことは、皆さんの御愛顧の賜物と心から御礼申し上げます。
今後とも、何卒変わらぬ御愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
2~3日に一記事を上げるというペースを保ちながら、本ブログ運営してきた中で。
私がブログと向き合い、思いを綴ってきたことを振り返りながら、今後のブログのあり方をお話しできればと思っています。
今回はここまで思いを言葉としてきたブログについて。
最初こそ勝手のわからなさから無我夢中でいたこと、途中でそれで良いのかと悩んだこと。
そして、私のブログは引き算式であることに気付いて、今に至っていること。そしてこれからのブログとの向き合い方、在り方について綴っていきたいと思います。
ブログで書きたいことは、ある程度決まっていた
元々文章を書くこと自体に抵抗は全くない私は、主に車のSNSで自分の声を言葉に変えてきました。
それだけで満足していた時もありました。
今でこそHSS型HSPやAセクシャル、機能不全家族、いじめ後遺症といった言葉を知り、自分なりに取り入れて咀嚼し、飲み込むようにして知識を蓄えて。
失敗よりも、成功を数えた方が早い程ではあったけれど。
自らの思いや感情、行動といったものの理解を深めながら、実践して参りました。
結果として多くの時間を費やしましたが、私は私という個人を認めることができました。
しかしある時を境に、車のこと以外のことについても情報発信していきたいと願うようになっていました。
生き辛さ、生きているだけでも感じる息苦しさ。
私以外にも同じように生きること自体の辛さの余りに疲れ果て。
世間体では疑問にも思われない、積極的に人生を歩むことを諦めてしまった人も、いるのではないだろうか。
そう思った途端、全く同じとは言えなくても、私は自分が生きてきた中で経験したことや感じたこと。
それを自分なりの言葉で書き連ねることで、「あ、そんなこと思ったことある」「自分だけじゃなかったんだ」といった、共感し合える情報源になればいいなという思いで、本日までブログを綴ってきました。
我武者羅に書いて、突然気付いたブログの書き方
そしていざ、ブログを開設したものの。初心者ブロガーあるあるなのかもしれませんが。
何を書けばいいのか、という関門にぶち当たりました。
まずは、自己紹介?それともブログの概要?初めた理由?自分の趣味?経歴?
車仲間という郭で自分の言葉を発してきた私には、誰にでも見ることができるブログという世界を前にした途端、暫く記事も書けずに考える日々が続きました。開設日と実際に投稿を始めた日時に一週間ほどの乖離があるのは、その為です。
とは言いつつ、書き始めないことには何も始まらない。
最初は自己紹介を交えながら、私が感じ続けた「生きること」に対するして抱き続けてきた違和感や不快感を並べることから始まりました。
始めこそ「本当にこれが、自分の伝えたい思いなのだろうか」と考え過ぎるばかりに、キーボードを叩く手が止まることが多くありました。
それは今でも変わりませんが、ブログ開設当初はより顕著でした。
しかし、一つだけ信念のようなものがありました。
自分が蓄えてきた知識や概念を、ただ羅列するだけの記事で終わらせたくないという思いでした。
情報社会と呼ばれるこのご時世、沢山の情報が転がり、乱立しています。その中から、例えば「HSP」というキーワードを元に検索を掛けるだけで、幾らでも情報を手に入れることが可能です。
ひしめき合う情報の渦に、同じような文面を書いた所で、一個人が運営するブログなど見向きもされないだろうと、直感していました。
そこで、記事の主役となるキーワードをタイトルに埋め込みながら、私自身が経験した、或いは感じたことを織り交ぜながら綴っていくことを決めました。
そう決意し、ひたすら文章を書いている時は、「如何に自分の思いを伝えられるか」と「自分が訴えたい言葉塗れにならず、共有や共感されるような文章を書きたい」という思いで文章を綴ってきました。
時間と共に記事が増えていくに連れて。
嬉しいという言葉しか浮かびませんが、読者となってくださった方も少しずつ増えていき。スターやPVが伸びることに喜びを感じ始め。
言葉を選びながらも文章を書いている時間は、日頃の疲れや苛立ち、不満や不安。そういった負の感情だけでなく、時間さえ忘れてキーボードを叩き続けていました。
途中までは、思いを言葉にする。如実なまでに書き連ねたことで、自分では十二分に満足する日々が続きました。
しかしある時、気付きました。
一記事だけで、5000字を超え。時には7000字にも及ぶ長い文章。
ふと読み返した時、自分自身に疑念が湧きました。
こんな長い文章を、最後まで読んでくださる人などいるのだろうか。
同時に、その記事で「一番訴えたいこと」は何なのかが、自分でもわからなくなることさえありました。
一つのことに集中し始めると、すぐに忘れてしまう私は。最初に抱いた信念、矜持を思い出しました。
このブログが、本当に目指したいこと。それは長々と言葉を書き続けることではないことを。
自分の体験や経験を元に、共感を得られるようなブログにしていきたいことを。
まず思ったことを書くだけ書いて、日を改めて添削する
一度文章を書き始めると、我を忘れて兎に角止まらなくなってしまう私は。
訴えたい思いが強すぎるのか、同じような文言を一記事内に何度も繰り返し綴っていることも珍しくありませんでした。
強調するという面から見れば、複数に渡って伝えたい思いを言葉にすることは確かに有効です。
然れど行き過ぎたそれは只々クドいものとなりかねません。
途中までそんな記事ばかりであったことに気が付いた私は、文章の構成を見直すと同時に、初心に変えるように小さい頃から学校で書いてきた作文の書き方を思い出すようになりました。
文章を作る基本となる、起承転結。或いは序破急。
私は前者の書き方を好んで用いていることに着目しました。
真っ先に記事の顔となるキーワードについて、発端となった場面を交えながら始まり。
始まりとなったことが、別の場所で更に飛躍したり躍進した出来事を書き連ねつつ。
それらがある時を境に間違いだった、もしくは自分が信じ続けたものと違ったことに出くわした経験を綴り。
最終的にそういった複数の経験を経たことで、今の私に影響しているという事実や生き方に影響を及ぼしていることに触れて、幕を閉じる。
各章を見出しとして表現しながら、何も関係ない日常といった前書きや記事の締めの言葉を固着させるような工夫を取り入れて、今に至ります。
しかしながら、声に出してコミュニケーションを取ることを苦手とする私には、簡単なことではありませんでした。
要点を的確に捉えた文章を書きたい、スマートさを求める理性。
日毎から吐き出せない思いを、言葉としてひたすら羅列して叫びたい感情。
相反する自分の内側。それらを喧嘩させることなく、不平等なく納得させる方法を模索していったことで。
今の私がブログを綴る手法に辿り着くことができました。
まずはおおまかな文章の流れ、骨組みとなるプロットを見出しとして大体決めてから。
感情の赴くままに、書きたいことをひたすら書き連ねることで、感情面から来る思いを出し切って一旦スッキリさせました。
その後数時間から一日程置いてから、重複していたり何度も出てくる言葉や表現を感情と相談しながら、理性を以て削る。
また見出しを跨ぐ際は「繋がり」を意識して、いきなり流れが途切れて飛んでしまうことがないことを心掛け、ブログの開始から最後まで筋が通っていることを何回か読み返して確認。
最後に、文字飾りを加えて、一番強調して訴えたいことを全面に出るように整えて完成。
私のブログの場合、書き方としては引き算式です。
途中途中体裁を整えたり、最初から筋書き通りに書くといったことができず、書き終えた記事でも日を改めたら「なんか違う」と書き直したりします。
日によって気分も変わることもあり、記事を書き溜めるようなこともあり、全て上手くいっているとはお世辞にも言えません。
が、少なくとも指標のようなものができたことで、大分書き易くなりました。
今後のブログ運営
次の記事で、100記事目を迎えることになります。
しかし変に記念記事のようなものを設けることなく、これからも今の運営を続けて行こうと思っております。
私が取り上げる内容は、万人受けするようなものではないと自負しています。
HSS型HSP。Aセクシャル。イジメ、その後遺症。うつ病。
そうした記事をメインにしながらも、PVやスターを意識していないかと聞かれれば、嘘になります。
それでも、私は自分の体験を元にこういった内容を綴る、雑記と特化の間を行く方針を貫いていきたいと思っています。
喩え少なくても、似たような、或いは同じような体験や境遇にいる方に。
当事者の声は、世の中に流布する概要よりも遥かに心に響くと、私は信じています。
他の誰でもない、私がそうであったから。
そんな信念を元に、投稿は毎日ではなく。
今と変わらず2、3日の間隔を設けていく次第です。
私の記事を見てくださった方が、喩え少しでも共感できるものを目指しつつ。
記事を上げ続けなければならない義務感を抱くことなく。
私自身が、本ブログを通して思いや感情を伝えていきたい。
その思いだけは捨てることなく、これからも続けて参る所存です。
堅苦しい内容になってしまいましたが、今回もご閲覧くださり、ありがとうございました。
それでは、また次回まで。
曇り空から覗く陽光。目立つことはなくても、私はそんな存在であり続けたいと願っています。