白兎と雪狼の、果てなき旅路

ドライブやドライブや写真撮影を趣味とし、その他、HSPやAセクシャル、イジメ。精神的・心理的なことについて綴っていきます。

【車・趣味】今年最後の大旅行 ~沢山の車たちに囲まれて、その2~

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 いよいよ寒さが本格的になって参りました。愛車が毎朝凍りつくようになって久しいながら、ついに路面にブラックアイスバーンが発生するようになってきております。

 各地で車の事故が相次いでいるということもあり、年末年始の忙しさに惑わされることなく自分の地盤を固めて安全を心がけようと思う【やさぐれ紳士】白兎です。

 

 

 皆さん、こんばんは。如何お過ごしでしょうか。

 

 

 今年最後となる大旅行の序章にして最大のイベントとなった、車のオフ会。

 前回に引き続き、今回も綴って参ります。

 

 

 

 

 

 

 久方振りの再会を喜びながら、車について語り合う時間

 

 約一年振りとなる再会を、喜びと同時に「このような世の中になり、すっかりご無沙汰となって」と悔いるような思いを吐露しながら、私は車を通して知り合い仲間となった方を中心に話を続けていきました。

 

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 皆から「師匠」と慕われる方のアクセラです。前回の記事で紹介させていただいたアクセラがモデルチェンジし、「アクセラ」の名を冠せられる最後の型となった車種です。

 こちらは私の相棒と同じディーゼルエンジンを搭載している車種ですが、2200ccという排気量と「ツインシーケンシャルターボ」という大小二つのターボを載せています。

 かつて同車種に同乗させていただいた時の、離陸する航空機を彷彿させる加速力とトルクの強さを堪能した時には、言葉も出ない程の有り余る力強さに感動さえ覚えました。

 そしてこちらの「師匠」は私が初めて車のSNSに登録した際、真っ先にオフ会のお誘いをいただいた方でもあります。当時は人間不信甚だしく禄な人付き合いもできずにいた私は頑なに断ってしまいましたが、今ではお会いする度に即興漫才をするかのように会話をする程、仲良くさせていただいています。

 

 私が、自ら大勢が集まるオフ会に参加するようになって。その一日が嘘のようにあっという間に過ぎ去る時間を共にできる喜びと高揚感を得られるようになったのは、自分で言うのも難ではありますが奇跡と好機に恵まれた結果だと自負しています。

 人との出会いの場を蹴り飛ばして拒否していた数年前の自分を、今は少し恥じらい情けなかったと思いながら。

 そんな私を受け入れてくださった方々には、ありがとうという一言では片付けられない思いが沢山詰まっています。それでも「世の中は敵だらけ」と信じて止まなかった私を救ってくださった皆さんには、今も心の底から感謝しております。

 

 そんな中で師匠がボケた所を、透かさずツッコミを入れ、そこにボケを被せてくる師匠とのやり取りの合間は、堅苦しい思いすら忘れさせてくれる時間です。

 

 

 お次は。

 

 

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 今のMAZDAが一押しする、赤のボディカラーのアクセラセダン。独自にパーツを取り付けながら正統派を崩さない、洗練された弄りが素敵な一台です。

 曇り空とPENTAXのHDRを用いることで、カメラでは色飛びし易い赤も満足のいく映え方を捉えることができました。

 このアクセラを駆る方も、私が初めて参加したオフ会で知り合って以降仲良くさせていただいております。物静かでありながら淡々と話を進める姿は、感情に囚われがちな私には見習いたいとさえ思う方です。

 それでいながら隙きあらばカメラ片手に奔走する姿を見せることもあり、単独行動大好きな私は感化されてイベントそっちのけでご一緒させていただいたこともあります。

 愛車の色と同じ熱い思いを抱きながら、自分の意志を貫き通す姿。お話していて楽しいながら、憧れすら抱くお方です。

 ちなみに本オフ会では師匠相手に私と共にツッコミにツッコんで、私含めて笑い耽っていました。

 

 

 まだまだ続きます。

 

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 今は無きロータリーエンジンを積んだ、RX-8。

 

 十数年前、入社して幾ばくもない私。当時は車のくの字も知らず興味も抱いていなかった中、緊急の設備修理の最中乗せてくださった先輩が駆っていた車のことが、今も忘れられません。

 RX-7。

 90年代を風靡し、かの有名なガンダムの形式番号にさえ影響を与えたと言われる名機。

 仕事場へ向かう途中、車のことやロータリーエンジンについて熱く語ってくれた先輩を前に、何も知らず興味も示さなかった当時の私は「はぁ……」と相槌を打つことしかできませんでした。

 

 時を経て。

 車を好きになり、ある程度ではあれど。

 昔乗せて貰った車と同じロータリーエンジンを動力とする車を愛車とするこちたの方とは、数年前のオフ会でお会いし仲良くさせていただいております。

 響き渡るロータリーエンジン特有の音響は、音に敏感な一方で拠り所にしている私には快音であり、心を、精神を震わせ高ぶらせてくれます。

 

 

 会話を主としながらも盛り上がり、高止まりを知らない勢いのオフ会。

 しかし、天候は反比例するかのように、陽光を遮り会場を深い霧で覆い尽くしていくのでした。

 

 

 

 初めてお会いする方々も、車を趣味にしていることに変わりなく仲良くなって

 

 視界数十メートルという白い世界に包まれ、冷たい風が容赦なく叩きつけるようになって参りました。

 寒さには厚着で対応する、長野生まれにして育った私も、手がかじかみ体温と体力を徐々に。しかし確実に奪われていきました。

 それでも、オフ会の終了まで粘ることを選んでいました。

 

 参加を表明した当初こそ、途中で離脱することを念頭にしておりました。

 然れど一度浸ったオフ会の雰囲気は、易々と帰ることを躊躇う程になっていました。

 

 その中で、これまで顔は拝見しながらもお話ししたことがなかった方も。

 完全に初見ながらもお話しすることで、交流を深められた方もいらっしゃいました。

 

 カメラを握る手すら満足に動かせず、話すことを切っ掛けに仲良くなる第一歩を踏み出せた方が多い中、その愛車を収められなかったことを悔い、申し訳なかったと思いながら。

 

 

 

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 前回の記事で語らせていただいた、マツダスピードアクセラ。オーナーたるご本人は目立つ弄りもせず面白みのない車と仰っていました。

 しかしながら。

 弄るとしても車本来が持つ見た目を残しながら、を矜持とする私としては、外見を大きく崩す弄り方よりも共感できるものがありました。

 

 何よりも。

 

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 オフ会では自己紹介と愛車を示す一枚紙を用意するのが多い中で、ご自身のHNを懇親の一品で表したその姿に盛大に笑いながらも、センスの素晴らしさに圧倒されました。

 

 

 そして、もう一台。

 

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 HDRの度が過ぎてしまい、油絵のようになってしまいましたが……。

 ファミリア、アクセラの名を継ぎ、新たに「MAZDA3」として生まれ変わった、白のMAZDA3。今回のオフ会はアクセラが圧倒的多数を占める中、唯一無二の一台として鎮座しておりました。

 私も試乗を通して、アクセラから進化した技術と車体自体の素晴らしさを実感しながらも。一人のオーナーさんが駆る一台として間近に見るのは、これが初めてのことでした。

 これまで車のSNSで発言こそ拝見しながら、声の一つも掛けられなかった私でした。しかしいざ対面しお話しさせていただきとても気さくながらも芯の通った方でした。

 初対面を極度に恐れ避ける傾向が強い私にも、優しい声を掛けてくださいました。それでいながら「師匠」とのやりとりを眼前で披露され、笑いを堪えることは叶いませんでした。

 

 

 

 来年こそ気兼ねなく車仲間が集まれることを願いながら

 

 

 これまでお会いした方も、初めてお会いした方とも、車という共通の趣味を通しながらも楽しく過ごす時間。

 刹那、と言っては過言になるかもしれません。然れどいつの間にか、閉会の時間となっていました。

 

 2020年。新型コロナウイルスという脅威を前に様々な制約を余儀なくされた一年でした。

 そのような逆境の中、開催してくださった主催者の方を始め、スタッフを務めてくださった方々に感謝の意を表し。

 

 否、それ以上に。

 

 国が、政府が、政府でさえ。まともな対策を打とうともせず根性論と精神論を押し付けて辟易する中。

 

 楽しい時間と場を用意し提供してくださった皆さんに、この場を借りて心から御礼を申し上げます。

 そして。

 

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 世間に疎い私を誘ってくださり、このオフ会を共にし楽しませていただいた盟友へ。

 この上ない謝意と、歳の差はあれど仲良くさせていただいていることに。

 言葉では言い表せない思いを抱きつつ、それでも純粋に「有難う」と申し上げます。

 

 

 もう一人。

 

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 無機質に、「一台」と言いたくない程になった相棒に。

 

 

 2020年を締め括るオフ会を開催してくださった全ての方々に、参加された方々に。

 心より、御礼申し上げます。

 

 

 これにてオフ会は終わることとなりました。

 然れど今年の、これまで愛車と共に過ごしてきた中でも最大の大旅行となる旅は、まだ始まったばかりでした。

 

 

 

 今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 それでは、また次回まで。