【車・趣味】まだ見ぬオオカミを目指して ~いざ、那須塩原へ~
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今年も残るところ、二ヶ月を割る寸前まで来ました。来週は氷点下が予想されていることを知って愕然としながら、週末には車も自分も、本格的な冬支度をしなければと意気込んでいる【やさぐれ紳士】白兎です。
皆さん、こんばんは。如何お過ごしでしょうか。
新潟の旅を終え、現実を忘れられる時間から現実へと戻り意気消沈しておりました。
楽しい時間は、あまりにも儚い。
過ぎ去る時間は、どんな時でも同じ24時間なのに。一切の感情を得ない現実は、あまりにも無味で彩りもない。
刺激が、少なすぎる。
自分の感情を湧き立てる、大きな刺激が。
今回はそんな退屈な日々を送りながら、私はさらなる刺激を求めて奔走するかのように情報収集していた中。
自分でも驚くような、しかし邂逅とも呼べるものを見つけ出すことができたこと。
そして、これまで人任せのばかりだった私が、初めてといっても過言ではない旅に出たことについて、綴って参ります。
愛車にも冠した、オオカミという存在
私は元々犬科の動物が好きで、ケモノというジャンルでも好んで閲覧し、また自分でも描いて参りました。
そして連載が終了してしまった、「BEASTARS」の主人公を務めるレゴシもまた、ハイイロオオカミとしてその生き様が作者さんによって描かれました。
日を追うごとに、私は犬科の動物を。ひいてはオオカミという存在に憧れるようになっていきました。
愛車の愛称にオオカミを示すラテン語の「Lupus」を冠し、高校生時代から書いている小説の主人公も、本ブログでも公開した小説も、主役をオオカミにする程。
私の中で、オオカミという存在は憧憬であり。過去にはヒトとして生まれたことを後悔させられることを何度も味わう内に、ヒトへの関心よりもオオカミに対するそれが凌駕するようになっていきました。
数多くこの世界に生きる動物たち。その中オオカミは孤高でありながら仲間に対しては無類の愛を注ぐ存在です。
時には毛皮の材料として、また別の時には害獣として駆逐されてきた歴史があります。 かつては日本でも存在した彼らは、伝染病やヒトによって駆逐されたことで姿を消してしまいました。
残存するオオカミも年々数を減らし続けており、今では逆に生息数を増やす活動が外国では行われていると聞きます。
国内でも数少ない、オオカミをこの目で見たい
そんな彼ら彼女らを、この目で見られる絶好の機会を見つけ出すことができました。
現在日本国内の動物園でオオカミを見られる場所は、そう多くありません。その中でも国内初となる、純白の毛並みに身を包んだホッキョクオオカミが見られる那須どうぶつ王国の存在を知りました。
新潟の旅を忘れられず、喪失感に苛まれるかのようだった私は思わず、「たーぼぅ」さんに打診していました。
オオカミを、見に行きたい。
思えば車のSNSで知り合って数年、多くの場所へ共に行った仲となりましたが。
私が自ら、ここへ行きたいと明確に、我儘のように申し上げたのは、これが初めてでした。
私の進言にも、たーぼぅさんは快諾してくださいました。
今回はたーぼぅさんは電車で。私は愛車Lupusを駆りながら。
目的地となる那須塩原へと、向かうこととなりました。
オオカミのいる那須塩原へ、愛車Lupusで駆け抜ける
此度の旅も、前回と同じく順風満帆とはいきませんでした。
上陸すれば今シーズン最大の勢力となると言われた、台風14号が接近していた為です。
旅行の一週間ほど前から、天気予報とにらめっこする日々が続いておりました。
前日までは晴れなのに、丁度旅の日は大雨と強い風が予想され、変わることはありませんでした。
嫌な予感ばかりが募りました。
本当は土曜日に移動と動物園巡りをし、翌日はまったりと帰宅する予定を組んでいましたが。
最悪日曜日にオオカミだけ見て、急ぎ帰還することも想定していました。
ところが、でした。
台風って、そんな動きするんです??
思わぬ動き方を描く進路図を見て思わず「えぇ……?」と苦笑いしましたが、当日はそれでも刺激された秋雨前線の影響で断続的に雨が降っていました。
最初の合流地点、高崎駅からほど近い倉賀野駅で落ち合います。
たーぼぅさんのブログでは、我が相棒Lupusを「スカイアクティブ1.5D(改)」と称されていて、クスッとしてしまいました。
パッと見はノーマル+α止まりの見た目ですが、車体価格以上のパーツを導入し、チューニングを施し、徹底的に私好みの運動性と足回りに仕上げた相棒は、ノーマル状態では味わえない性能に纏まっていると自負しています。(親ばか心も含めて)
そのまま関越道を行き、途中で北関東自動車道、そして東北自動車道と乗り継いでいきます。
心做しか。目的地に近づくに連れて、雨が弱まっていくようでした。
お昼時直前で宇都宮SAに辿り着くことができ、ここで昼食を摂ることに。栃木と言えば、というつもりはありませんでしたが、餃子定食をいただくことにしました。
午後の行動に向けて英気を養いつつ、控えめでしたがニンニク臭がマスクの中で渦巻き。量自体も少々多めだったことで、満腹感を通り越して眠気を催す程でしたが、満足のいくご飯を食べ終えて。
私たちの旅は、まだ続いていきます。
今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回まで。