白兎と雪狼の、果てなき旅路

ドライブやドライブや写真撮影を趣味とし、その他、HSPやAセクシャル、イジメ。精神的・心理的なことについて綴っていきます。

【趣味・車】掛け替えのない相棒 ~私と共に歩んできた、成長記~

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 三賀日の中日。皆様は初詣に行ってらっしゃいましたか。

 人混みや雑踏が苦手な私は、敢えて三賀日を外して初詣に赴こうと思っています。

 などと言いつつ昨日はほとんど寝正月となってしまいました、白兎です。

 

 皆様、如何お過ごしでしょうか。

 

 

 本日はお日柄も良く、綺麗に晴れ渡りました。

 そこで天候が不安定だった12月下旬以来メンテナンスできなかった相棒「Lupus」を洗車して参りました。

 

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 相棒と初めて出会ってから、早くも三年以上の月日が経とうとしています。

 今日に至るまで、クルマのクの字すら知らなかった私と共に、ここまで走り続けてまいりました。

 

 相棒に関する記事は、こちらにもございます。よろしければご覧いただければ幸いです。

 

rayleonard-00.hatenablog.com

 

 本格的にクルマについて調べて、知識を得て。私という考えや思いを、相棒を通してどのように表現したいか。

 自分が考える「クルマ」の走り方を、どう体現していくか。

 その為には、何をすればいいのか。

 

 

 今回は、そんな相棒という名の「愛車」と、私が共に歩んできた道についてお話しできればと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 出会いは、唐突だった

 

 

 

 相棒。後々「Lupus」と名付けることとなったそのクルマとの出会いは、本当に唐突でした。

 それまで乗っていた「アクセラ」に、ダウンサイジングターボエンジンのディーゼルモデルが出るという話を、たまたまネットで見つけた所から始まりました。

 クルマのSNSでも度々記事を拝見することはありましたが、この時はまだ、クルマという存在に疎い私でした。

 

 当時は愚直過ぎる程に、ネットで得た情報を鵜呑みにするばかりでした。

 ディーゼルエンジンがどういったもので、どのような特性があるのか。

 ターボが付く初めてのモデルなのに、ターボがどういった原理で動いているのか。搭載される可変ジオメトリターボというものは、何なのか。

 

 わかった情報は、ほんの僅かでした。

 トラックやバスに乗せられることの多いディーゼルエンジンは、トルクが強く、ターボとの相性が良いということでした。

 

 アクセラというクルマは普通車の中でも割と大きめな部類に入り、それまで乗っていたアクセラは1500ccのガソリンエンジン、CVTという動力伝達機構でした。

 そんな前の相棒は乗り心地やデザインこそ素晴らしいものでしたが、兎に角初速(走り出してからのスピードの乗り具合)がすこぶる悪く、軽自動車に簡単に抜かれてしまう程でした。

 

 そんな不満を持っていた私は、試乗車すら来る前に、ディーラーに駆け込んで。

 誰にも相談することもなく。

 今の相棒を手に入れる契約を結んでいました。無計画にも程がありますが、ある意味、私が持つ「興味を持ったものに対しては、悩むよりも行動に出る(購入する)」という元来持つ性格が思い切り出た瞬間でした。

 何よりも、その時は自分が迎える年齢の節目に対する、自分へのお祝いと考えていました。

 

 

 

 ノーマル時代の相棒

 

 

 納車になる直前に、試乗車が来たとディーラーからの連絡を受け、初めてディーゼルエンジン搭載のアクセラを試乗しました。

 逆にも程があるよなぁ、と今では思いますが。

 

 乗って動かしたその瞬間、その凄まじさを目の当たりにしました。

 私の住む地域は標高の落差が大きく、坂道も軽く10°を超えるところも多いです。

 今までアクセルを思い切り踏み込んでも、坂道に負けてしまっていたのに。

 ディーゼルを搭載したアクセラは、苦もなく上り切ってくれました。

 エンジンの唸り声を上げることもなく。

 ターボの心地好い咆哮を響かせながら。

 安定しながらも、力強さも兼ね備えている。

 

 契約後ではありましたが、直感的に。

 このクルマなら、私と共にさらなる一歩を。

 否、もっと先へ駆け抜けることができる。

 そう確信しました。

 

 

 そして、対面した相棒は。

 

 

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 現在でも、MAZDAと言えば、赤やグレー、白を推しています。

 が、私は当初より「人が選ばなそうなボディカラーにしたい」という思いがありました。

 前相棒がグラファイトマイカという灰色に近い色合いでしたが、比較的近い、チタニウムフラッシュマイカというカラーを選びました。

 この色。本当に一言では言い表せない色合いなんですよ。

 焦げ茶と言えばそうかもしれませんが、天候次第では全く別の色に変化するのです。

 この写真は、比較的パンフレットに近いチタニウムフラッシュマイカという色です。

 

 この時は、本当に何も弄っていない、純粋なアクセラでした。懐かしさすら覚えます。

 

 

 

 

 欲望が、少しずつ滲み始めて

 

 

 最初こそ、動力の素晴らしさや足回りの良さ、ルックスに惚れ惚れするばかりでした。

 しかし、哀しいかな。

 人間は、一度手に入れたものよりも、更に良いものを手に入れたい。そんな欲望

が、私を一気に染め始めました。

 

 乗り始め、ようやく自分のものになったという意識が芽生え始めてからのことでした。

 なんだか、走り出しがノロイ……?トルクは十分あるはずなのに、重い。

 何故だ?

 

 ディーゼルエンジンは、馬力は低くてもトルクは十分という特性があります。

 

 ここで、馬力とトルクの違いについて、私なりに簡単な例を上げて説明させていただくとするならば。

 馬力は、陸上選手。相手を押し倒したりする力はなくても、瞬発力や速力の乗り、伸びが優れている。

 トルクは、力士。俊敏性や速さはないものの、相対する者を力で押し切るだけのものを有し、自分の体重をも凌駕するパワーと備えている。

 

 

 これをクルマに当てはめると、こうなります。

 馬力に優れるスポーツカーはガソリンやハイオクを燃料とし、瞬発力の高さと速度の伸びの良さを齎す。

 一方でトラックやバスは軽油を燃料に、重い荷物をどのような傾斜であっても、力強さで走り、ものや人を目的地まで運ぶ。

 

 相対的な位置にあり、長短はっきりした特徴を持っています。

 

 さて、その実は。

 ディーゼルエンジンは一定のエンジン回転数内であれば相応の力強さを発揮してくれますが、それ以下やそれ以上の回転数では、能力を発揮できない。

 簡単に言えば、走り始めという低回転域では、ディーゼルエンジンが持つ特性を発揮できない。

 

 私が覚えた違和感は、その定義に見事に当てはまりました。

 

 欲望は、それだけに留まりませんでした。

 

 試乗時は満足だった足回り。

 実際に自分のクルマとして走り回ると、思っていた以上に踏ん張りが効かない。

 特に山道でのヘヤピンで、速度を十分に落とさないと横に吹っ飛んでしまう。

 こればかりは、スピードを十分落とせば済むことであることは確かなのでしょう。

 が、私には何か物足りなさを感じていました。

 せっかく手に入れた、念願の相棒であっても。

 一度覚えてしまった不満は、自分でなんとかするしかありませんでした。

 

 

 

 クルマを弄る

 

 

 私は、幼少期より不器用さを只管感じ続けてきました。

 定規を使っても、直線さえ真っ直ぐに引くことができない。

 運動でも、これでもかと言うほど、こなせるスポーツはありませんでした。

 

 一方で、相棒であるクルマを、自分の思い描く姿に仕上げたい。

 

 葛藤以外の、何ものでもありませんでした。

 

 ですが、最後に勝ったものは。

 

 下手でも、見栄えが悪くても、批判されても。

 相棒を、自分なりの形にしていきたい。

 

 その思いから、クルマ弄りという世界に飛び込みました。

 

 まずは、出だしの悪さを良くする為に、給排気系を換装。

 

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 エアフィルター(吸気時のゴミを取り除くもの)やエアインテークパイプを純正品と交換。

 

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 排気系も、マフラーを純正の一本出しだったものから二本出しにして、吸気から排気までの流れを適正化。

 このバランスは、非常に重要です。片方を良くしても、「空気は沢山吸えても、糞詰まり」になったり「空気が吸えないのに、下痢気味」な状態になりかねない為です。(お食事中の方、汚い表現方法で申し訳ありません)

 ただ、正直な話ではありますが……純正がシングル出し(マフラーが一本しかない)だったので、より見た目を良くしたいが為に二本出しにしたかった、という思いが強いですが。

 

 兎にも角にも、給排気系は手が出しやすい分、バランスが非常に重要なことを知って、両方を一括交換しました。

 

 更に、「ECU」と呼ばれる部分にも専門的な知識の元、チューニングを施していただきました。

 ここは、パソコンでいう「CPU」に相当するもの。

 下手な弄り方をすれば、エンジンの不調を招くだけでなく、最悪の場合、エンジンを壊しかねない、非常にデリケートなものです。

 

 これは、給排気系を交換した場合にはかなり重要になってくる部分であると私は考えます。

 パーツ交換により、純正設定の空気の流動量とは異なった値になっても、ECUは純正基準でクルマの動力等を制御します。

 ここを変えない限り、幾ら給排気系を弄ったとしても、効果は薄い。そう思っている為です。

 こればかりは自分ではどうしようもない部分でしたので、専門店に依頼しました。幸いにもそういった界隈ではとても有名で実績も確かであるショップにお願いしたので、十分を過ぎる確たるものを得ることができました。

 

 そして、私なりに拘っていた足回り。

 クルマ販売メーカーによって、この部分は各社なりの味付けがなされているところです。

 MAZDAは国産ながらも、割と硬い足回りとハンドリングの重さを感じさせてくれます。

 が、会社保有の社用車は多種多様で、本当にメーカーごととに方向性が異なる特性を私に教えてくれました。

 

 そこで至った、私の結論は。

 

 

 道路状況を的確に伝えながら、人によっては不快に思うかもしれない程の硬さ。

 コーナリング時に、車重や速度に負けない踏ん張りの強さ。

 

 これを求め、足回りを強化して参りました。

 

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 ボディ強化。簡単に言えば、「カーブなどで変形しやすいクルマの状態を、より強固にして安定性や道路状況に負けない強さを得る」パーツを取り付け。

 

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 現代では主流となっているSUV。それと区別したいという思いと共に、低重心化により安定性を確保するために車高を軽めに落として。

 

 今やOBとなってしまったかつての先輩から、ドレスアップの一つとして教えられ続けた、タイヤ・ホイールのインチアップ。

 

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 挙げれば切りが無いほどのことに手を出して参りました。

 

 

 

 

 人とは違う、「相棒」を目指して

 

 そういった大体的なパーツ交換に留まらず。

 クドくならない程度に、ガーニッシュを加えて。

 

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 ただ只管に。

 アクセラというクルマに。ましてや、希少種と呼べれているチタニウムフラッシュという相棒に。

 私なりの、個性を出していきたい。

 その一心で、ここまで数多くのパーツを導入してきました。

 そして、不器用自認ながらも、「できることなら、挑戦したい」という思いも同時に芽生えて。

 

 

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 ブレーキキャリパーを塗装したり。

 

 一度事故を被って以来、疑心暗鬼と言われる程の。

 

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 フロントの左右に、メインとサブを。

 リアにもドライブレコーダーを自分で設置しました。

 ……もう、あれですね。

 端から見れば、キモチワル程。

 

 それ位弄って参りました。

 

 

 

 

 相棒「Lupus」

 

 

 

 多くのお金を費やして、共に駆け抜けていく中で見出すことができた、「私なりの、クルマというもの」。

 それをようやく実現できたのが、今の相棒「Lupus」です。

 

 

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 足回りは国産車としては硬め、踏み込んだアクセルに対する反応は若干ピーキーで、ハンドルも重い仕様となりました。

 万人受けは決してしない、そういう思いはあっても。

 

 Lupusは、私の追求に追求を重ねた最高の相棒。

 

 これ以外の言葉は、見つけられません。

 

 

 

 人によっては、車なんかにそんな金を費やして、だとか。

 車なんて、移動手段であればいいんでしょ?

 と思う方がいらっしゃることは、重々承知しております。

 

 それでも、私はそうではないと叫びたい。

 

 たかが車であったとしても、同じ時を、同じ場所を過ごす存在であるならば。

 クルマというものは、ただの道具ではない、パートナーになり得る存在である。

 

 押し付けたくはありませんが、それ位、私のクルマに対する矜持は強いものがあります。

 

 

 そもそも、と言いてはならないのかもしれませんが。

 

 人それぞれ、思い入れの強いものは異なる。

 私の場合は、クルマというものが大きかった。

 

 ただ、それだけのことです。

 どうお金を使おうが、どう弄ろうが、それは個人個人違うもの。

 ましてや、思い入れるものの違いというものは、それこそ千差万別。

 意見はあれども、真っ向からの否定や非難は、そこには存在しないのではないのだろうか、と私は思うと同時に、そう信じています。

 

 

 

 末永く、いつまでも

 

 

 長々と、5000を超えてしまう記事となってしまいましたが。

 それ位、私のクルマという存在に対する思いは、強いものであると自覚しています。

 

 

 

 最期の最期まで。それこそ、もう動かなくなってしまう時まで。

 出来うることなら、永劫、共に過ごしたい。

 そんな相棒を、長々とご紹介させていただきました。

 

 

 うーん、私は本当に、要点や纏めることが絶望的に下手くそです……。

 

 

 

 今回も最後までご覧くだいまして、ありがとうございました。

 

 それでは、また次回まで。

 

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