【人間関係・人生】独りじゃない ~親友という言葉の意味~
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終業後の帰路の途中、久しく洗車できなかった相棒Lupusを綺麗にして参りました。
この構図、普段は使わないアングルでの相棒撮影です。ですが、案外悪くない感じです。
今日は自己紹介の続きを書こうかと思っておりましたが、思わぬからの吉報を受け、嬉しさといった一言で言い表せない感情に駆られている白兎です。
皆様、如何お過ごしでしょうか。
私は元々文章を書くことが好きな性質で400字詰め原稿用紙二枚程度では思っていることが書き切れない程長文を書いてしまいます。
その一方で、私のような人間が書く文章が人の目に付いたら……という、ある種の怖さを常に抱いており、ブログを書くということをこれまでずっと避けてきました。
親友と呼んでくれた人との出会い
掛け替えのない親友と呼べる人が、はてなブログで書き始めたということを知り、思い切って自分の思いを文字に起こしてみたいという衝動が一気に沸き立ち、今に至ります。
その方が、こちら。
我が相棒のLupusとほぼ正反対の純白、しかし同じアクセラに乗っていらっしゃる、私の友人です。
その人と出会ったのは、クルマのSNS上で知り合いました。もう三年以上前になります。
当時の私は相変わらずの人間不信状態を引き摺っており、SNSとは言え、飽く迄クルマについて情報交換や共有をできれば、という思いで登録していました。
オフ会の誘いも他の人々からありました。
でも、私は断り続けました。
人と交流する楽しさよりも、人と実際に出会って毛嫌いされたり独りにされるのでは、という思いの方が遥かに強かったからです。
表面は「そういうものに興味はありません」と言っておきながら、本当は、怖かった。
十数年前の出来事であったはずなのに、独りになるという恐怖が、未だに私を支配していました。
突然吹き始めた、前へ進める風
その矢先でした。それは、あまりに唐突でした。
「夜景撮影に行きますが、一緒にどうですか?」
私宛に送られてきたメッセージの送り主が、今では友人と呼べる人でした。
最初は戸惑いに戸惑いました。
私なんかを、誘って楽しいのだろうか?私なんかが行ってもいいのか?私が、場を壊すのではないのか?
余りに勝手で、我儘で、妄想にも似た思い。ですが、当時は本当にそんなことばかり考えていました。
でも。
この時は、好奇心と「もしかしたら、何かが変わる切っ掛けになるかもしれない」という思いが強く滲み出していました。
本当は偶然だったのかもしれません。ですが、私の中で「生きる」という定義が変わる転機となったことは、紛れもない事実でした。
緊張を偽りながら、いざ会ってみると。
その人は、とてもおおらかで。優しい口調と声色で。
私をすんなり受け入れてくれました。
今まで見向きもしなかった、煌めきの彼方
その時撮った写真が。
夏の終わりも近付く、天の川でした。
その翌日も交流は続き、お互いクルマやカメラ以外に共通の趣味を持っていることを知りました。
共通の趣味に花を咲かせながら、妙義山や軽井沢へ行ったり。
手前の赤のクルマが、当時友人が乗っていたアクセラです。これが、私にとって始めてとなるオフ会参加in横浜でした。
おっかなびっくりでよそよそしく参加しましたが、出迎えてくださった皆さんは、そんな私に温かく、楽しい話題を振ってくださいました。
この時でしょうか。
人と交流するのが、こんなに楽しくて、嬉しいことであるんだなと思えたのは。
学生時代に味わった、否定されてばかりいた私が、そう思うことができたのは。
それからも、友人は私を多くの場所へ連れて行ってくれました。
夕暮れ時の富士山が見える絶景ポイントや。
少し遅咲きだった河津桜が見える河川敷や。
オフ会中にPENTAXを使う人達が集ったり。
真夏の暑さでグロッキーになりながらも夜の工場を撮りに行ったり。
雪予報で絶望的だったところを、見事晴れて突っ走ったなぎさドライブウェイや。
残雪の兼六園へ行ったり。
JRでも最高地点を走る小海線のハイレール1375を撮りに行ったり。
高原で撮った写真を、とても素敵に加工していただいて。
私が大好きなBEASTAS展に趣き、二人して脳がオーバーヒートするくらいはしゃいだり。
その人がクルマを乗り換え夏の終わり、満点の星空の下で、互いの相棒を撮影したり。
本当に、沢山の場所へお供させていただきました。
これらの写真は、始めは兄から譲り受けた「PENTAX K--5」を使っておりましたが、私が「K-70」に変えたら、
https://www.amazon.co.jp/PENTAX-デジタル一眼レフ-【ブラック】-BLACK-16245/dp/B01GQY41P8
友人も毒されて同じ機種にし。
また私も、「SIGMA 30mm単焦点レンズ」のシャープさと写真写りの素晴らしさに毒されました。
https://www.amazon.co.jp/SIGMA-単焦点レンズ-ペンタックス用-APS-Cサイズ-301613/dp/B00HWQGK18
失い続けたきたものと、得たもの
これまで興味すらなかった鉄道の話をお聞きし、いつの間にか、私が専門用語を覚えたり、鉄道関連の動画を見たり。
写真の撮り方を懇切丁寧に教えてくださったり。
行ったことのない場所へ、基本ノープランの私に、走りやすい道を選びながら導いてくださったり。
そして。
これまで肉親はおろか、メンタルクリニックやカウンセラーにすら話さなかった。
誰にも言えずにいた、私の昏い過去嫌がることもせず、受け入れてくださいました。
そんな友人が、こちらです。
表面だけではない、本当の親友
小さい頃は、沢山友達を作って友達が多いほうが幸せ。そんな洗脳に近い思いをずっと抱き続けてきた私。
でも、私にはそれができず、イジメを経験して友達という言葉すら忌避し、逃げてばかりの人間でした。
そんな私を受け入れてくれた友人は。
始まりは、SNS上で知り合った仲でしたが。
今までも、仲良くしていただいていることに、感謝の言葉もありません。
そしてこれからも、仲良くやっていければと、切に願う、その友人は。
私にとって、本当に掛け替えのない親友です。
歳の差があっても、関係ない。
友達が少なくても、構わない。
私には、数少なくても、わかり会える親友がいるのだから。
御閲覧、ありがとうございました。それでは、また次回まで。