白兎と雪狼の、果てなき旅路

ドライブやドライブや写真撮影を趣味とし、その他、HSPやAセクシャル、イジメ。精神的・心理的なことについて綴っていきます。

【趣味・車】掛け替えのない相棒 ~私と共に歩んできた、成長記~

 三賀日の中日。皆様は初詣に行ってらっしゃいましたか。

 人混みや雑踏が苦手な私は、敢えて三賀日を外して初詣に赴こうと思っています。

 などと言いつつ昨日はほとんど寝正月となってしまいました、白兎です。

 

 皆様、如何お過ごしでしょうか。

 

 

 本日はお日柄も良く、綺麗に晴れ渡りました。

 そこで天候が不安定だった12月下旬以来メンテナンスできなかった相棒「Lupus」を洗車して参りました。

 

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 相棒と初めて出会ってから、早くも三年以上の月日が経とうとしています。

 今日に至るまで、クルマのクの字すら知らなかった私と共に、ここまで走り続けてまいりました。

 

 相棒に関する記事は、こちらにもございます。よろしければご覧いただければ幸いです。

 

rayleonard-00.hatenablog.com

 

 本格的にクルマについて調べて、知識を得て。私という考えや思いを、相棒を通してどのように表現したいか。

 自分が考える「クルマ」の走り方を、どう体現していくか。

 その為には、何をすればいいのか。

 

 

 今回は、そんな相棒という名の「愛車」と、私が共に歩んできた道についてお話しできればと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 出会いは、唐突だった

 

 

 

 相棒。後々「Lupus」と名付けることとなったそのクルマとの出会いは、本当に唐突でした。

 それまで乗っていた「アクセラ」に、ダウンサイジングターボエンジンのディーゼルモデルが出るという話を、たまたまネットで見つけた所から始まりました。

 クルマのSNSでも度々記事を拝見することはありましたが、この時はまだ、クルマという存在に疎い私でした。

 

 当時は愚直過ぎる程に、ネットで得た情報を鵜呑みにするばかりでした。

 ディーゼルエンジンがどういったもので、どのような特性があるのか。

 ターボが付く初めてのモデルなのに、ターボがどういった原理で動いているのか。搭載される可変ジオメトリターボというものは、何なのか。

 

 わかった情報は、ほんの僅かでした。

 トラックやバスに乗せられることの多いディーゼルエンジンは、トルクが強く、ターボとの相性が良いということでした。

 

 アクセラというクルマは普通車の中でも割と大きめな部類に入り、それまで乗っていたアクセラは1500ccのガソリンエンジン、CVTという動力伝達機構でした。

 そんな前の相棒は乗り心地やデザインこそ素晴らしいものでしたが、兎に角初速(走り出してからのスピードの乗り具合)がすこぶる悪く、軽自動車に簡単に抜かれてしまう程でした。

 

 そんな不満を持っていた私は、試乗車すら来る前に、ディーラーに駆け込んで。

 誰にも相談することもなく。

 今の相棒を手に入れる契約を結んでいました。無計画にも程がありますが、ある意味、私が持つ「興味を持ったものに対しては、悩むよりも行動に出る(購入する)」という元来持つ性格が思い切り出た瞬間でした。

 何よりも、その時は自分が迎える年齢の節目に対する、自分へのお祝いと考えていました。

 

 

 

 ノーマル時代の相棒

 

 

 納車になる直前に、試乗車が来たとディーラーからの連絡を受け、初めてディーゼルエンジン搭載のアクセラを試乗しました。

 逆にも程があるよなぁ、と今では思いますが。

 

 乗って動かしたその瞬間、その凄まじさを目の当たりにしました。

 私の住む地域は標高の落差が大きく、坂道も軽く10°を超えるところも多いです。

 今までアクセルを思い切り踏み込んでも、坂道に負けてしまっていたのに。

 ディーゼルを搭載したアクセラは、苦もなく上り切ってくれました。

 エンジンの唸り声を上げることもなく。

 ターボの心地好い咆哮を響かせながら。

 安定しながらも、力強さも兼ね備えている。

 

 契約後ではありましたが、直感的に。

 このクルマなら、私と共にさらなる一歩を。

 否、もっと先へ駆け抜けることができる。

 そう確信しました。

 

 

 そして、対面した相棒は。

 

 

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 現在でも、MAZDAと言えば、赤やグレー、白を推しています。

 が、私は当初より「人が選ばなそうなボディカラーにしたい」という思いがありました。

 前相棒がグラファイトマイカという灰色に近い色合いでしたが、比較的近い、チタニウムフラッシュマイカというカラーを選びました。

 この色。本当に一言では言い表せない色合いなんですよ。

 焦げ茶と言えばそうかもしれませんが、天候次第では全く別の色に変化するのです。

 この写真は、比較的パンフレットに近いチタニウムフラッシュマイカという色です。

 

 この時は、本当に何も弄っていない、純粋なアクセラでした。懐かしさすら覚えます。

 

 

 

 

 欲望が、少しずつ滲み始めて

 

 

 最初こそ、動力の素晴らしさや足回りの良さ、ルックスに惚れ惚れするばかりでした。

 しかし、哀しいかな。

 人間は、一度手に入れたものよりも、更に良いものを手に入れたい。そんな欲望

が、私を一気に染め始めました。

 

 乗り始め、ようやく自分のものになったという意識が芽生え始めてからのことでした。

 なんだか、走り出しがノロイ……?トルクは十分あるはずなのに、重い。

 何故だ?

 

 ディーゼルエンジンは、馬力は低くてもトルクは十分という特性があります。

 

 ここで、馬力とトルクの違いについて、私なりに簡単な例を上げて説明させていただくとするならば。

 馬力は、陸上選手。相手を押し倒したりする力はなくても、瞬発力や速力の乗り、伸びが優れている。

 トルクは、力士。俊敏性や速さはないものの、相対する者を力で押し切るだけのものを有し、自分の体重をも凌駕するパワーと備えている。

 

 

 これをクルマに当てはめると、こうなります。

 馬力に優れるスポーツカーはガソリンやハイオクを燃料とし、瞬発力の高さと速度の伸びの良さを齎す。

 一方でトラックやバスは軽油を燃料に、重い荷物をどのような傾斜であっても、力強さで走り、ものや人を目的地まで運ぶ。

 

 相対的な位置にあり、長短はっきりした特徴を持っています。

 

 さて、その実は。

 ディーゼルエンジンは一定のエンジン回転数内であれば相応の力強さを発揮してくれますが、それ以下やそれ以上の回転数では、能力を発揮できない。

 簡単に言えば、走り始めという低回転域では、ディーゼルエンジンが持つ特性を発揮できない。

 

 私が覚えた違和感は、その定義に見事に当てはまりました。

 

 欲望は、それだけに留まりませんでした。

 

 試乗時は満足だった足回り。

 実際に自分のクルマとして走り回ると、思っていた以上に踏ん張りが効かない。

 特に山道でのヘヤピンで、速度を十分に落とさないと横に吹っ飛んでしまう。

 こればかりは、スピードを十分落とせば済むことであることは確かなのでしょう。

 が、私には何か物足りなさを感じていました。

 せっかく手に入れた、念願の相棒であっても。

 一度覚えてしまった不満は、自分でなんとかするしかありませんでした。

 

 

 

 クルマを弄る

 

 

 私は、幼少期より不器用さを只管感じ続けてきました。

 定規を使っても、直線さえ真っ直ぐに引くことができない。

 運動でも、これでもかと言うほど、こなせるスポーツはありませんでした。

 

 一方で、相棒であるクルマを、自分の思い描く姿に仕上げたい。

 

 葛藤以外の、何ものでもありませんでした。

 

 ですが、最後に勝ったものは。

 

 下手でも、見栄えが悪くても、批判されても。

 相棒を、自分なりの形にしていきたい。

 

 その思いから、クルマ弄りという世界に飛び込みました。

 

 まずは、出だしの悪さを良くする為に、給排気系を換装。

 

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 エアフィルター(吸気時のゴミを取り除くもの)やエアインテークパイプを純正品と交換。

 

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 排気系も、マフラーを純正の一本出しだったものから二本出しにして、吸気から排気までの流れを適正化。

 このバランスは、非常に重要です。片方を良くしても、「空気は沢山吸えても、糞詰まり」になったり「空気が吸えないのに、下痢気味」な状態になりかねない為です。(お食事中の方、汚い表現方法で申し訳ありません)

 ただ、正直な話ではありますが……純正がシングル出し(マフラーが一本しかない)だったので、より見た目を良くしたいが為に二本出しにしたかった、という思いが強いですが。

 

 兎にも角にも、給排気系は手が出しやすい分、バランスが非常に重要なことを知って、両方を一括交換しました。

 

 更に、「ECU」と呼ばれる部分にも専門的な知識の元、チューニングを施していただきました。

 ここは、パソコンでいう「CPU」に相当するもの。

 下手な弄り方をすれば、エンジンの不調を招くだけでなく、最悪の場合、エンジンを壊しかねない、非常にデリケートなものです。

 

 これは、給排気系を交換した場合にはかなり重要になってくる部分であると私は考えます。

 パーツ交換により、純正設定の空気の流動量とは異なった値になっても、ECUは純正基準でクルマの動力等を制御します。

 ここを変えない限り、幾ら給排気系を弄ったとしても、効果は薄い。そう思っている為です。

 こればかりは自分ではどうしようもない部分でしたので、専門店に依頼しました。幸いにもそういった界隈ではとても有名で実績も確かであるショップにお願いしたので、十分を過ぎる確たるものを得ることができました。

 

 そして、私なりに拘っていた足回り。

 クルマ販売メーカーによって、この部分は各社なりの味付けがなされているところです。

 MAZDAは国産ながらも、割と硬い足回りとハンドリングの重さを感じさせてくれます。

 が、会社保有の社用車は多種多様で、本当にメーカーごととに方向性が異なる特性を私に教えてくれました。

 

 そこで至った、私の結論は。

 

 

 道路状況を的確に伝えながら、人によっては不快に思うかもしれない程の硬さ。

 コーナリング時に、車重や速度に負けない踏ん張りの強さ。

 

 これを求め、足回りを強化して参りました。

 

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 ボディ強化。簡単に言えば、「カーブなどで変形しやすいクルマの状態を、より強固にして安定性や道路状況に負けない強さを得る」パーツを取り付け。

 

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 現代では主流となっているSUV。それと区別したいという思いと共に、低重心化により安定性を確保するために車高を軽めに落として。

 

 今やOBとなってしまったかつての先輩から、ドレスアップの一つとして教えられ続けた、タイヤ・ホイールのインチアップ。

 

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 挙げれば切りが無いほどのことに手を出して参りました。

 

 

 

 

 人とは違う、「相棒」を目指して

 

 そういった大体的なパーツ交換に留まらず。

 クドくならない程度に、ガーニッシュを加えて。

 

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 ただ只管に。

 アクセラというクルマに。ましてや、希少種と呼べれているチタニウムフラッシュという相棒に。

 私なりの、個性を出していきたい。

 その一心で、ここまで数多くのパーツを導入してきました。

 そして、不器用自認ながらも、「できることなら、挑戦したい」という思いも同時に芽生えて。

 

 

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 ブレーキキャリパーを塗装したり。

 

 一度事故を被って以来、疑心暗鬼と言われる程の。

 

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 フロントの左右に、メインとサブを。

 リアにもドライブレコーダーを自分で設置しました。

 ……もう、あれですね。

 端から見れば、キモチワル程。

 

 それ位弄って参りました。

 

 

 

 

 相棒「Lupus」

 

 

 

 多くのお金を費やして、共に駆け抜けていく中で見出すことができた、「私なりの、クルマというもの」。

 それをようやく実現できたのが、今の相棒「Lupus」です。

 

 

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 足回りは国産車としては硬め、踏み込んだアクセルに対する反応は若干ピーキーで、ハンドルも重い仕様となりました。

 万人受けは決してしない、そういう思いはあっても。

 

 Lupusは、私の追求に追求を重ねた最高の相棒。

 

 これ以外の言葉は、見つけられません。

 

 

 

 人によっては、車なんかにそんな金を費やして、だとか。

 車なんて、移動手段であればいいんでしょ?

 と思う方がいらっしゃることは、重々承知しております。

 

 それでも、私はそうではないと叫びたい。

 

 たかが車であったとしても、同じ時を、同じ場所を過ごす存在であるならば。

 クルマというものは、ただの道具ではない、パートナーになり得る存在である。

 

 押し付けたくはありませんが、それ位、私のクルマに対する矜持は強いものがあります。

 

 

 そもそも、と言いてはならないのかもしれませんが。

 

 人それぞれ、思い入れの強いものは異なる。

 私の場合は、クルマというものが大きかった。

 

 ただ、それだけのことです。

 どうお金を使おうが、どう弄ろうが、それは個人個人違うもの。

 ましてや、思い入れるものの違いというものは、それこそ千差万別。

 意見はあれども、真っ向からの否定や非難は、そこには存在しないのではないのだろうか、と私は思うと同時に、そう信じています。

 

 

 

 末永く、いつまでも

 

 

 長々と、5000を超えてしまう記事となってしまいましたが。

 それ位、私のクルマという存在に対する思いは、強いものであると自覚しています。

 

 

 

 最期の最期まで。それこそ、もう動かなくなってしまう時まで。

 出来うることなら、永劫、共に過ごしたい。

 そんな相棒を、長々とご紹介させていただきました。

 

 

 うーん、私は本当に、要点や纏めることが絶望的に下手くそです……。

 

 

 

 今回も最後までご覧くだいまして、ありがとうございました。

 

 それでは、また次回まで。

 

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【趣味・ケモノ】自己紹介その3 ~趣味~

 12月に入ったのにも関わらず、雪が降ったのはまだ一回だけ。逆に雨が続くという、珍しくも年明けにドカ雪が降るのではないのかと心配している、白兎です。

 皆様、如何お過ごしでしょうか。

 

 今回は自己紹介その3ということで、私の趣味について書いていければと思っています。

 

 

 

 

 

 

 クルマ以外の趣味

 

 

 

 趣味は勿論クルマ、と答えられますが、私の中では比較的新しい趣味の部類に入ります。

 

 クルマのSNSを通じて、パーツの取付を自分で挑戦してみたり、様々な部品に手を出してレビューを書いて共有しようと思い、すっかり趣味となりました。

 

 しかしながら、それまでは趣味らしい趣味と呼べるものがありませんでした。

 手先が不器用中の不器用で、細かい作業は苦手。絵を描きたくても絵心がなく、学生時代の美術の成績はほぼ最低ランク。運動も苦手で怪我してばかり。

 

 勉強は、というと。
 元々応用力といいますか、数学などの問題でよく「〇〇を∑とする」といった感じの問題が出たりすると思いますが、ああいったものがとにかく苦手でした。

 「いや、∑にしなくて良いよ。なんで当てはめようとするのよ訳わからんからやめよようよそういうの」て感じで、アレルギー反応が出てしまいまして。

 理系科目は、とにかく赤点ギリギリ上になればという程度で勉強いていましたが、本当に苦痛でした。

 では文系はというと。

 暗記力は悪くなかったという自負はありますが、これが困ったことに、自分が興味を持つようなどうでも良いことばかりに発揮されてしまい、学校で教わるような歴史や漢字は全くというほど覚えられず仕舞い。

 国語の問題でも、「作者の思いを文中から◯字以内で書きなさい」という問題。

 「うん、そんなの作者しかわからんでしょ。というか、学生にそんなもの答えさせるってどういうことなの」っていうノリで見向きもせずに不正解の大嵐。

 英語も口語授業は割と楽しめていましたが、文法という訳のわからないものが入ってきてからは全く関心を失ってしまい、成績はガタ落ち。

 

 

 努力の意味を探して

 

 

 イジメの件以来、努力することの無意味さや無駄を覚えてしまって以来、努力して成績を伸ばそうという考えすら手放していました。

 とにかく赤点を取らないようにする。それで乗り切ってきた記憶しかありません。

 

 強いて言うなら、パソコンを小学高学年から使い始めてWordやExcelを独学で使っていたので、パソコンの操作は得意という所位です。

 しかしながら、それも飽く迄エンドユーザー側での操作に過ぎない。プログラミングやネットワークを理解することはできずにいました。

 

 端的に言ってしまえば、「何もかもが中途半端」。それが私を表す言葉でした。

 

 何をしに学校に行っているのかよくわからないまま過ごしていた私。そんな時でした。

 

 高校での授業終わりの自宅。今ほどSNSも発展しておらず、個人経営のHPが多かった時代でした。

 その時、私が見つけたものが。

 

 

 「ケモノ」という存在

 

 

 獣人。今ではケモノといった方がわかりやすいかもしれません。

 

 定義は人により様々ですが、私の中では、動物を擬人化した存在。犬や猫が人間のように二足歩行し、人語を操る、人間でも動物でもない、一つの独立した種族。

 

 

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 そんなケモノを登場人物とし、人間という存在が一切存在しない小説を書かれていらっしゃるサイトに、偶然行き着いたのが切っ掛けでした。

 

 初めて目にする、ケモノというもの。しかしそこで描かれる彼らは、種族や様々な偏見に遭いながらも、懸命に友情を育んでいく。

 

 ちょっとしたことですぐにいざこざを巻き起こし、気に入らない人を仲間はずれにしたり、イジメたりする人間とは明らかに違う、強い存在。

 それも人間の創作物に過ぎない、と言われれば確かにそうですが、当時の私にはあまりに衝撃的で、みるみるうちに惹かれていきました。

 

 そこから、私もケモノをメインとした何かを創りたい。そう、思うようになりました。

 しかし、絵は描けない。視覚から感じられるようなものは、私は創れない。

 

 そこで、私は「文章を書いてみよう」という考えに至りました。

 

 漢字や表現も知らない私は、とにかく辞書を片手に、言葉や表現方法を探しました。

 設定すらまともに決められず、物語全体の骨格だけでなく流れすら決められない自分に、最初は苛立ち、「なんで書けないんだ」と無意味な自問ばかりしていました。

 途中で投げようと、何度もしました。

 

 

 

 

 これが、私というものを示せるもの

 

 

 

 数年を経て、一応の完結を迎えることができました。

 とは言え、高校二年から始めた文章は、あまりに稚拙で、不格好で。

 

 読み直しながら、もう一度書き直そうと決意し、今に至っています。

 題名や設定も幾度も直し、現在は「-その空に、希望はなかった」という題名のファンタジー小説となりましたが、十数年経った今でも、未だ完結は見えずにいます。

 

 然れど、その間に身についたものがあったことは確かです。

 あれほど興味がなかった漢字も、いつの間にか書けるようになり、読めるようにもなって。

 口で自分の思いを伝えるのにも、反芻しながら考えないと言葉が出せない私が、唯一、思いを伝えられる手段が、文章であること。

 誰にも左右されることなく、自分と向き合うことができる時間。それが、執筆活動をしている時。

 それで飽き足らず、登場キャラクターの挿絵のようなものを、人の描いたものを参考にしながら描き続けて。

 挫折しながらも、とにかく納得できるものを書けるように、そして描けるように。

 

 そして今は、SNSのプロフ絵に使ったり、SNSでもちょこちょこ出せる程度になりました。

 

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 継続は力なり、という言葉がありますが。

 私自身は実感はあまりないのですが、考えてみれば、十数年続けられている趣味と言われれば、文章を書き綴ることと、ケモノに関すること。

 

 最初こそ、ある意味イレギュラーに過ぎるものだった為隠してきましたが、今では、「これが私だ」と自信を持って言えるものになりました。

 

 ただ、文章を書く抵抗がなく好きと言えるとは言えど……如何せん纏めて短く端的に記せ、ということは苦手だったりします。

 思っていること全てを書きたいという衝動から、上手く纏めるのができないのが欠点であります。

 

 芸能界や一部を除いたスポーツ、果てはニュースにすら興味を持たない私。

 それでも、人と違ったことが好き。それが、私。

 そんな感じでも良いのだろうな、という思いを抱き続け、今に至ります。

 

 

 

 BEASTARS

 

 

 

 最後になりますが、現在漫画でもアニメでも注目を集めつつある「BEASTAS」という作品ですが、すっかり虜になっています。

 私は狼が大好きで、その狼が主人公という作品。

 

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 このハイイロオオカミが主人公。レゴシという名前です。

 

 単行本は全て揃え、挙げ句にはグッズにまで手を出す始末です。

 

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07ZGT3C1W/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o01_s00?ie=UTF8&psc=1

 サウンドトラックを始め。

 

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07YTDXGYT/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o06_s00?ie=UTF8&psc=1

 主題歌のCDや。

 

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07MXRGLQP/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o08_s00?ie=UTF8&psc=1

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07MXNCNHK/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o08_s00?ie=UTF8&psc=1

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07SRS3G8D/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o07_s00?ie=UTF8&psc=1

 

 

 こんなものにまで手を出しています。

 この話については、別の記事で上げられればと思っています。主人公のレゴシと、私の思考は……なんとなく、共通点のようなものを感じております故。

 

 クルマのことも含め、私はかなりの散財化です(苦笑)

 

 今回は、ここまでとしたいと思います。

 御閲覧、ありがとうございました。それでは、また次回まで。

【人間関係・人生】独りじゃない ~親友という言葉の意味~

 終業後の帰路の途中、久しく洗車できなかった相棒Lupusを綺麗にして参りました。

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 この構図、普段は使わないアングルでの相棒撮影です。ですが、案外悪くない感じです。

 

 今日は自己紹介の続きを書こうかと思っておりましたが、思わぬからの吉報を受け、嬉しさといった一言で言い表せない感情に駆られている白兎です。

 皆様、如何お過ごしでしょうか。

 

 私は元々文章を書くことが好きな性質で400字詰め原稿用紙二枚程度では思っていることが書き切れない程長文を書いてしまいます。

 その一方で、私のような人間が書く文章が人の目に付いたら……という、ある種の怖さを常に抱いており、ブログを書くということをこれまでずっと避けてきました。

 

 

 

 

 

 親友と呼んでくれた人との出会い

 

 

 掛け替えのない親友と呼べる人が、はてなブログで書き始めたということを知り、思い切って自分の思いを文字に起こしてみたいという衝動が一気に沸き立ち、今に至ります。

 

 その方が、こちら。

 

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 我が相棒のLupusとほぼ正反対の純白、しかし同じアクセラに乗っていらっしゃる、私の友人です。

 

 その人と出会ったのは、クルマのSNS上で知り合いました。もう三年以上前になります。

 当時の私は相変わらずの人間不信状態を引き摺っており、SNSとは言え、飽く迄クルマについて情報交換や共有をできれば、という思いで登録していました。

 オフ会の誘いも他の人々からありました。

 でも、私は断り続けました。

 人と交流する楽しさよりも、人と実際に出会って毛嫌いされたり独りにされるのでは、という思いの方が遥かに強かったからです。

 表面は「そういうものに興味はありません」と言っておきながら、本当は、怖かった。

 十数年前の出来事であったはずなのに、独りになるという恐怖が、未だに私を支配していました。

 

 

 

 

 突然吹き始めた、前へ進める風

 

 

 その矢先でした。それは、あまりに唐突でした。

「夜景撮影に行きますが、一緒にどうですか?」

 私宛に送られてきたメッセージの送り主が、今では友人と呼べる人でした。

 

 最初は戸惑いに戸惑いました。

 私なんかを、誘って楽しいのだろうか?私なんかが行ってもいいのか?私が、場を壊すのではないのか?

 余りに勝手で、我儘で、妄想にも似た思い。ですが、当時は本当にそんなことばかり考えていました。

 でも。

 この時は、好奇心と「もしかしたら、何かが変わる切っ掛けになるかもしれない」という思いが強く滲み出していました。

 本当は偶然だったのかもしれません。ですが、私の中で「生きる」という定義が変わる転機となったことは、紛れもない事実でした。

 

 緊張を偽りながら、いざ会ってみると。

 その人は、とてもおおらかで。優しい口調と声色で。

 私をすんなり受け入れてくれました。

 

 

 今まで見向きもしなかった、煌めきの彼方

 

 

 その時撮った写真が。

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 夏の終わりも近付く、天の川でした。

 

 その翌日も交流は続き、お互いクルマやカメラ以外に共通の趣味を持っていることを知りました。

 

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 共通の趣味に花を咲かせながら、妙義山や軽井沢へ行ったり。

 

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 手前の赤のクルマが、当時友人が乗っていたアクセラです。これが、私にとって始めてとなるオフ会参加in横浜でした。

 おっかなびっくりでよそよそしく参加しましたが、出迎えてくださった皆さんは、そんな私に温かく、楽しい話題を振ってくださいました。

 この時でしょうか。

 人と交流するのが、こんなに楽しくて、嬉しいことであるんだなと思えたのは。

 学生時代に味わった、否定されてばかりいた私が、そう思うことができたのは。

 

 それからも、友人は私を多くの場所へ連れて行ってくれました。

 

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 夕暮れ時の富士山が見える絶景ポイントや。

 

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 少し遅咲きだった河津桜が見える河川敷や。

 

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 オフ会中にPENTAXを使う人達が集ったり。

 

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 真夏の暑さでグロッキーになりながらも夜の工場を撮りに行ったり。

 

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 雪予報で絶望的だったところを、見事晴れて突っ走ったなぎさドライブウェイや。

 

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 残雪の兼六園へ行ったり。

 

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 JRでも最高地点を走る小海線のハイレール1375を撮りに行ったり。

 

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 高原で撮った写真を、とても素敵に加工していただいて。

 

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 私が大好きなBEASTAS展に趣き、二人して脳がオーバーヒートするくらいはしゃいだり。

 

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 その人がクルマを乗り換え夏の終わり、満点の星空の下で、互いの相棒を撮影したり。

 

 本当に、沢山の場所へお供させていただきました。

 

 これらの写真は、始めは兄から譲り受けた「PENTAX K--5」を使っておりましたが、私が「K-70」に変えたら、

https://www.amazon.co.jp/PENTAX-デジタル一眼レフ-【ブラック】-BLACK-16245/dp/B01GQY41P8

 友人も毒されて同じ機種にし。

 

 また私も、「SIGMA 30mm単焦点レンズ」のシャープさと写真写りの素晴らしさに毒されました。

https://www.amazon.co.jp/SIGMA-単焦点レンズ-ペンタックス用-APS-Cサイズ-301613/dp/B00HWQGK18

 

 

 

 失い続けたきたものと、得たもの

 

 

 これまで興味すらなかった鉄道の話をお聞きし、いつの間にか、私が専門用語を覚えたり、鉄道関連の動画を見たり。

 写真の撮り方を懇切丁寧に教えてくださったり。

 行ったことのない場所へ、基本ノープランの私に、走りやすい道を選びながら導いてくださったり。

 

 そして。

 これまで肉親はおろか、メンタルクリニックやカウンセラーにすら話さなかった。

 誰にも言えずにいた、私の昏い過去嫌がることもせず、受け入れてくださいました。

 

 そんな友人が、こちらです。

tabouaxela.hatenablog.com

 

 

 

 

 表面だけではない、本当の親友

 

 

 小さい頃は、沢山友達を作って友達が多いほうが幸せ。そんな洗脳に近い思いをずっと抱き続けてきた私。

 でも、私にはそれができず、イジメを経験して友達という言葉すら忌避し、逃げてばかりの人間でした。

 そんな私を受け入れてくれた友人は。

 始まりは、SNS上で知り合った仲でしたが。

 今までも、仲良くしていただいていることに、感謝の言葉もありません。

 そしてこれからも、仲良くやっていければと、切に願う、その友人は。

 

 私にとって、本当に掛け替えのない親友です。

 歳の差があっても、関係ない。

 友達が少なくても、構わない。

 

 私には、数少なくても、わかり会える親友がいるのだから。

 

 

 

 御閲覧、ありがとうございました。それでは、また次回まで。

【人生・イジメ・トラウマ】自己紹介その2 ~白兎~

 12月も半月経ち、2019年が過ぎ去るのも間近となって参りました。月日の流れとは、本当に早いとつくづく思うばかりです。

 こんばんは、白兎です。皆様、如何お過ごしでしょうか。

 

 今回は相棒に出会うまで私自身についてお話しさせていただければと思います。

 

 前回の記事はこちらから。

rayleonard-00.hatenablog.com

 

 

 

 

 幼少期

 

 

 前回も簡単にお話しさせていただきましたが、私はクルマというものに全く興味がありませんでした。

 

 そもそも、私は自分が興味を持ったもの以外のことに関心が持てないという少し変わった性格(性質?)を幼少期より持っていました。

 周りの友達が楽しそうな声、笑い声が聞こえてくるような遊び。自分が面白そうだとか、楽しそうと思わなければ近づかない。自分が好きなことをして遊ぶ。

 誘われても夢中になっていれば断り、そうでなければ渋々付いていく。

 そんな子供だったと記憶しています。ある意味、自分勝手で我儘だったな、と今でも思っています。

 もう一つ。

 小さい頃から、生きること自分という存在ってなんだろう。

死ぬことって、どういうことなんだろう

 そんなことを、時間がある度に……特に寝付く直前に、よく考えていました。

 答えのない問いを、理由もなく、ひたすら考えていた覚えがあります。

 

 その為、という訳ではありませんが、特別仲のいい友達というものは作りませんでした。

 否、あの頃の私は作れなかった、と言った方が良いのかもしれません。

 

 小学校に通い始めても、特段変わらない時間を過ごしていました。

 ちょうどポケモンが流行り始めた頃、周りは外で遊んでいる中、私は家に帰ればポケモンにどっぷり浸かっていたり。

 カードゲームが周りで熱くなってきた時には、逆に私は全く興味を抱かず、当時では難解だったゲームに没頭したり。

 こうして思い出してみると、結構周囲とのズレを感じ始めていたのかもしれません。

 とは言いつつ、周りとの関係はそれ程悪かった訳ではありませんでした。可もなく不可もなく、あまり近づきすぎない関係を保つ。そんな感じでした。

 一方で、困っていそうな人を放っておけない、いわゆるお節介癖を持ち始めたのもこのころだったと思います。

 

 中学校に上がり、私はこれまで通りの生き方を貫いていました。

 部活に没頭しながら、帰ったらゲーム。周りがカラオケやゲームセンターの楽しさを覚えて行き始めても、私は相も変わらず、友達と違う方へ進んでいました。

 言うほど充実していたとは言い難いかもしれませんが、とりあえず、普通の中学生だったと思っています。

 

 あの時が訪れるまでは。

 

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 地獄へ向かうエスカレーター

 

 

 それは、中学二年生の夏。

 それから卒業するまでの二年近く、私はイジメに遭うことになりました。

 

 このことは、別の記事で詳細を書ければと思っています。

 

 その後は高校、専門学校と進学していきましたが、イジメの経験から人間不信になり、人生に対し斜に構えるような態度を取るようになりました。

 信用しても、いつか裏切られる。裏切られる位なら、独りでいた方が良い。

 独りの方が心地良いし、周りとつるむなんて時間の無駄。

 

 とにかくひねくれていた、という思い出しかありません。

 

 そんな、お世辞にも人間関係というものを良好に作れてこないまま、社会人となりました。

 入社した所が、先輩社員との年齢差が30近くあるやや特殊な会社だった為、あれこれ聞かれることはなく、相槌と愛想笑いで誤魔化すことができたのは、私にとって幸いでした。

 

 

 そして、心の病に

 

 

 ところが、首都圏へ転勤になったのを境に、忙しさと人間関係と職場環境が災いし。

 

 私は、「気分障害」。分類的には「うつ病」を患いました。

 

 休日でも寝床から起き上がることさえ辛く、碌な食べ物も口にできず、精神的にキツかった、とある日。

 

 

 曇り空から、見え始めた光

 

 

 同僚から、クルマについて話を聞くことがありました。

 私の地元はクルマがないと生活すること自体困難な田舎ではありましたが、まだその時は、クルマは「単なる移動手段」としか考えておらず、どノーマルの軽自動車を所有していました。

 最初こそ興味は持てずにいましたが、喫煙所から見える道路を走るクルマに、同僚が「あのクルマ、名前わかる?」とか「エンジンの構造ってこんなのがあるんだよ」と、これまで気にも止めなかったことを教えてくれ、私も次第に関心を持つようになり始めました。

 

 それが契機だったのか。

 ちょうど、母親のクルマを廃車することになり、どうするか相談を持ちかけられていました。

 その時、私はこう返しました。

 私が乗っている軽自動車を譲渡するから、新しいクルマを買う、と。

 

 そして、いざクルマ選びを始めた時。碌な情報源もない私が、何故か唯一記憶に残っていた、一つのクルマのCMが思い浮かびました。

 

 『MAZDA New アクセラ Zoom-Zoom』

 

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 それが、私とクルマとの出会いであり、初めて自分が選んだクルマ。

 今の相棒の前車となる、BL型アクセラセダン。ボディーカラーはグラファイトマイカでした(画像はHPより拝借)。

 

 そこから運転する楽しさを、遠くへ出かける喜びを知り、いつのまにか、私は大のクルマ好きになりました。

 このクルマは手放してしまいましたが、その次に相棒となったのが、今のLupusです。

 

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 私自身については然程書けませんでしたが、それらについても、今後少しずつ書いていければと思っています。

 

 今回はここまでとしたいと思います。

 御閲覧、ありがとうございました。それでは、また次回まで。

【趣味・車】自己紹介その1 ~相棒~

 改めまして、お初にお目にかかります。

 私、白兎(はくと)と申します。以後、お見知り置き願います。

 元々文章を書くのは好きではありますが、こうしてブログ投稿するのは初めてとなります。

 

 初回投稿となる今回は、私と共に人生を歩んでいる相棒について紹介させていただければと思います。

 

 

 

 

 相棒という名のクルマ

 

 

 私の中で相棒というものは、人生を添い遂げるようなヒトのことではありません。

 

 元々引っ込み思案で自分を出せずにいた私を変えてくれた、掛け替えのない愛車のことです。

 

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 MAZDA アクセラスポーツ。現在では既に廃盤となり、アクセラという名前がつけられた最後の型のクルマです。

 エンジンは1500ccのディーゼル、可変ジオメトリーターボを積んでいます。

 元々クルマというものに全くと言いほど興味がなく、外の世界というものに出ようとしなかった私を連れ出してくれた存在です。

 

 外見は元々このクルマが持つ味を残したく、ノーマル+α程度に留めています。

 一方中身はほとんど別物と言える程手を加えています。

 

 そこで考えた、この相棒の座右の銘は「兎の皮を被った狼」。

 見た目こそエアロとガーニッシュを軽く加えた程度です。しかしいざ走り出せば狼のように素早く、長距離でも疲れない機動性と運動性、力強さを持っているようなカスタマイズを施したと私は自負しています。

 いわゆる「脱いだら凄いのよ?」という感覚です。

 

 ボディカラーは「チタニウムフラッシュ」という少々想像し辛い色合いですが、端的に言えば茶色です。ぱっと見かなり地味な色なので、同じアクセラを乗っている方の中でも、かなり珍しいボディカラーです。

 とは言え、この色は天候や日や光の当たり方次第では表現が難しい程多彩な顔を見せてくれます。

  

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 晴れている時はこんな見た目であったり。

 

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 同じ晴れでも、角度によってはこのような色合いになったり。

 

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 曇っていれば少し落ち着いた印象に。

 と、本当に色々な顔を見せてくれます。

 

 更に発展して、名前もつけています。

 厳密には灰色ではないのですが、灰色に近い色合いを持った狼……ということから、「Ravum Lupus(ラーゥム ルプス)」と名付けました。意味はラテン語でそのまま「灰色」と「狼」をくっつけています。愛称は「Lupus」です。

 

 クルマのクの字も知らない私が、クルマの基本的な構造を本から学び、チューニングはどのようにすれば良いのか、と初心者マークからのスタートでした。同時に、不器用でビビリな私が、ディーラーに部品の取り付けや整備をお願いするだけでなく、自分でできることはやってみよう……そんな気持ちに変えてくれた。

 そんな、本当に大切な相棒です。

 

購入したのは3年前。そこから様々な情報を得てカスタマイズして、自分なりの「クルマに対する考え方」を学んできたつもりです。

 

 

 相棒と歩んできた三年間

 

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 相棒と共に、これまで到底行くことがないであろう。否、遠すぎて自分には関係ないであろう所まで行くという意志を、私に齎してくれました。

 

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 初春、伊豆の河津桜を見に行ったり。

 

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 金沢のなぎさドライブウェイまで行ったり。

 

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 夢にまで思った、MAZDA 787Bの実走行とサウンドを聞くだけでなく。

 

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 MAZDAのカスタムパーツ販売メーカの取締役社長にして、Mrルマンの肩書を持つ寺田さんのデモ走行前に色紙+記念撮影を、宮城の菅生。

 

 

 

 

 クルマは、単なる道具ではない

 

 

 他人と関わることさえ拒絶し続け、逃げ続けてきた私には、あまりに広くて、新鮮で、明るすぎて。

 

 影に溶け込むようにして生きてきた私に、Lupusは外の世界へ飛び出す勇気を貰うことができました。

 

 Lupusと共に様々な、数多くの場所へ行ったこと。

 そして、その上で数多くの人々と出会えたことは、私に大きな変化を齎してくれたと、今は思っています。

 

 私の中でクルマというものは、ただの道具でもなく、移動手段の一つではありません。

 影に逃げるようにして生きてきた人間を、眩しすぎる程の外の世界へと導いてくれた存在です。

 そこに、主従関係はありません。ドライバーがクルマを乗るだけでなく、クルマも、ドライバーに楽しみと喜びを齎せてくれる。

 互いが同等の立場で、同じ道を、一緒に走っていける。

 そんな存在であると私は考え、ずっとそうありたいと願っています。

 

 今の相棒を大切に、共に駆け抜けながら。

 願わくは、いつまでも一緒に過ごせるように願いながら。

 これからも、共に走り抜けていきたいと思っています。

 

 

 もう一人の相棒

 

 今回載せた写真のカメラは「Pentax」の「K-70」。レンズは「Pentax 標準ズームレンズ 18-135mm」と「SIGMA Art 30mm F1.4 単焦点レンズ」を使っています。こちらも、旅の相棒です。

 

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 PENTAXの中でもエントリーモデルに少し色を出せば手に入る価格でありながら、自分が望んだ写真を撮ってくれる、値段以上の能力を秘めていると私は思っています。

 一昔前のハイエンドモデルクラスの設定、機能を備えている万能機です。

 フルサイズには及ばないとは思いますが、写真でご飯を食べていくようなことでもない限り、十二分な性能を持っています。

 標準ズームレンズも超長距離でなければ万能に使える汎用性を持っていると思います。

 そして、SIGMA.30mm単焦点レンズ。これも素晴らしいレンズです。

 シャープな写真になる傾向が強いので、ソフトさを求める方には向かないかもしれませんが、余程長距離や広角を求めなければ、万能レンズと言っても相違ない画質とキレ

の良さを持ち合わせています。

 50mm単焦点では撮影しづらいシチュエーションでも、30mmならではの小回りの良さが輝きます。

 各カメラメーカー用に販売されていますので、私が使うPENTAX以外のカメラをお持ちの方でもオススメできると思います。

 

 

 

 次の記事は、相棒と出会うまでの私自身のことについて書ければと思っています。

 

 御閲覧、ありがとうございました。それでは、また次回まで。