白兎と雪狼の、果てなき旅路

ドライブやドライブや写真撮影を趣味とし、その他、HSPやAセクシャル、イジメ。精神的・心理的なことについて綴っていきます。

心の欠片を拾い集めて-上- ~砕け散った心は、子供時代から続いていた~

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 不安定な天候だった6月。早い時期での梅雨入りでしたが、妙に肌寒かったり唐突の雷雨に見舞われたりと、例年とはまた異なる荒れた天候が続きました。

 7月を前にした今、真夏日をすっ飛ばして猛暑日が連続していますね。家の中だけでなく、最近活発に動かすようになった愛車の中も灼熱地獄。

 ようやく関心が外へ向かい始め、動けるようになって参りました。

 然れど暑さによる疲労、熱中症にはこれからも気を付けていきたい所存です。皆さんも、お気をつけをと願うと共に、どうか御自愛ください。

 

 

白兎5

 

 はい皆さん、こんばんは。【やさぐれ紳士】白兎です。如何お過ごしでしょうか。

 今更ですが、人間に嫌気が差してホッキョクオオカミになった私です。

 

 さて、休職から4ヶ月が経とうとしている私ではありますが、ここに来て一気に進展がありました。

 

 早ければ7月の半ばには復帰できる見通しが立ちました。

 

 長いようで短かった、仕事から切り離された休暇期間。身体と精神を休ませる、という表向きな目的以外に、これまでの中でもある意味、充実しつつも私自身の考え方や価値観を見直す時間でもありました。

 今回はそれらを掻い摘みながら、綴って参ります。よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 心が折れ、憔悴し切った私とカウンセリング

 

 これは以前の記事で投稿した内容の振り返りとなります。

 

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 昨年異動となり、職務内容だけでなく人間関係にも慣れないまま半年が過ぎようとしていたある時。

 一つの切っ掛けで、張り詰めていた糸がプツッと切れる感覚と。折れないようしなりにしなって、これ以上曲がることもしなることもできなくなっていた心が音を立ててへし折れた感覚が重なり、咄嗟に現職から離れることを決意いたしました。

 会社や職場に行けなくなる -例えば、身体症状を伴う等- の前に、自分から職場を切り捨てにいったという点では、端から見て唐突で意図不明と思われたのは至極当然でした。

 休職を届け出た上司からの連絡が止まらず、当時チームを組んでいたメンバーから疑念と僅かな心配を向けられていたとのこと。

 ですが、正直私には全てどうでも良いことでした。

 元々本音を言うどころか隠す性分があり、しかし詰問されるとひた隠した思いを理論武装して迎撃に走るという、とてつもなく面倒臭くて厄介な性質を持っていたことも災いしたのだと思います。

 今思い返せば、ということが後々重要になってくることなど知る由もなく。

 

 そしていざ休暇に入った途端、追い打ちをかけるように人間関係でトラブルを引き起こすこととなりました。

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 仕事だけでなくプライベートも崩壊し拠り所を失い、自傷行為にさえ走るまでに憔悴し切った私はカウンセラーの手を借りることを勧められました。

 それまでは取捨選択するのは得意と勝手に自負しておりましたが、当時は判断どころか何もかもがどうでも良い、もうどうにでもなれと自棄し感情も思いも彼方へと消え去っていました。

 ですがこの、半強制的に受けることになったカウンセリングが、私という存在を再分析と再構築を促し再興の道を照らし出してくれることとなりました。

 それを知り、落とし込むに至るのが数カ月後になるなんて、想像もできないまま。

 

 

 行動と湧き立つ想いは、失った子ども時代から始まっていた

 

 それまで精神を安定させ情緒を制御する為の薬を処方して貰うだけに通っていた心療内科に、同じ施設内にカウンセリングを行っていたことを初めて知った。そこから始まりました。

 元々別のカウンセラーによるカウンセリングを受けていた時期もありましたが、すっかりご無沙汰であったことと。

 唯でさえ人間不信だった私が休職に至り、より不信感の塊となった状態から始まりました。

 

 そのカウンセラーさんは、ご自身で認知行動療法や傾聴が良しとされる界隈において、寧ろ賛成せず独自の方法で接する、と仰っていたことが今も耳に残っています。

 語弊があるかもしれませんが、私個人も型に嵌まらない、嵌めようとするやり方に抵抗と違和感……時には不信や敵対心を覚えてきたやさぐれ者。

 カウンセラーさんの言葉と柔和な対応に、「この人なら隠すことなく話ができる」と直感し、休職に至った経緯から始まり今日まで生きてきたことに対する考え方・思い・価値観・過去を全てお話しいたしました。

 結果は、機能不全家族が齎したアダルトチルドレン。その中でも複数のタイプを内包するとのことでした。

 

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 それを聞いて、不思議と悲観することも憤りのようなものも感じることはありませんでした。

 自分だけが、特別ではないから。

 誰しも事情がある。それぞれ苦しんで辛い思いをしている。

 そう、私だけが苦しくて辛い訳ではないのだから。

 

 しかしながら、カウンセラーの言葉の一つ一つが身に沁みて、言葉を失った感覚が今でも覚えています。

 

 比べることじゃない。

 貴方は貴方として、その時々で演じることをしなければ生き抜けなかったのだから。

 比べることじゃない。

 でも、貴方はそうしてでも「生き抜いて」。辛かったことも苦しかったこともあったと思う、でも「ちゃんと今、ここにいる」んだよ。

 

 カウンセリングを受け、言葉を掛けていただきながらも、私は苦笑いしかできませんでした。

 実際はその程度の余裕しかなかったのだと思います。

 そんなこと、考えたこともなかったから。

 どうすれば良いのか、どう受け取ればいいのかわからなかったから。

 

 

 その場は複合型のアダルトチルドレン(珍しいことではないそうです)であることを理解し、次回のカウンセリングに向けて内省することを約束してその日を終えることとなりました。

 

 その後、実に四ヶ月に渡って私自身を顧みて客観的に見て、様々な面で変わったと言われるようになるまで。

 

 

 当初は通しで連ねようと思っておりましたが、上下二編という形で綴らせていただきますこと、御容赦ください。

 

 今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 それでは、また次回まで。

 

 

 親友に撮って頂いた一枚です。