【近況】休職という選択肢 ~ダメだと思い始めたら、自分を守る英断を~
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皆様、ご無沙汰しております。【やさぐれ紳士】白兎でございます。
前回の記事から、早一ヶ月以上が経とうとしているまさに今、重大な決断をするに至り、この文章を綴っております。
周り諄くする必要もありませんので、結論から申し上げます。
十数年勤続している会社を、休職することに致しました。
詳細については、気持ちの整理がついてからお話できればと思います。ご容赦ください。
さて。
今日に至るまで、異変と変調を来しのは、昨年の異動が全て。そこから連鎖するかの如く、プライベートも、そして私自身も壊れていきました。
私の場合ですが、今回異動となった先での仕事はこれまで全く携わってこなかった、即応性と果てしないまでの知識と経験がものを言う場所です。
そのような暗黙の了解、否……居る者なら知っていて当然という、ある種の秩序のようなものとでも定義すれば良いのでしょうか。
物事に対し一瞬で判断し、必要な処置をする。判断材料は微小ながらもあると言われる中で、兎にも角にもまずは「行動する」ことが求められました。
ですが、しかし。
ただでさえ物事の判断に時間を要する -しかも、自分の中で「納得ないしは理解」をしなければ前へ進めない -私には、とてつもない葛藤と焦燥、そして不満を齎すこととなりました。
理解するのも大事だし、すぐに対応しないと。
呪詛の如く、周りから毎日繰り返される言葉。
正直な所、私には頭で理解はできても身体も心も付いていかない状況に陥ることとなりました。
出来て当たり前。失敗など許されない。
会社は生きる為の金を得る為のもの、と考える私には、洗練された洗脳のような信念?は理解不能なことでした。
同時に脅迫にも似たその信条?は、黙って従う道理に適っていませんでした。
少なくとも、私には。
同時並行処理が唯でさえ苦手で混乱を来す、その上で即応できなければ話にならない。
少し誇張表現するのなら……適応できなければ、存在価値すらない、ゴミと同じ。そう脅されるも同然でした。
それでも、人に迷惑をかけたくない。最低限やっていけるのであればまだ大丈夫。
そう思った私が、どうやら異質であり異常と見られてしまったようです。
というのも。
先日、直属である上司に呼び出されたことが始まりであり、終わりでもありました。
素の状態で不調を抱え、数少ない精神の安定を求めるべく有給を申請したことが、どうやら目に留まったとのことでした。
有給は、労働者にとって権利です。どのような状況であっても、業務という責務を果たしていれば、権利を侵害されることは許されない……というのが私の考えです。
被害者意識はひとまず抜きとして、私は私なりに業務を遂行してきた自負はあります。……譬え、周りから能無しの処理遅延が当たり前のゴミであったとしても。
その上で直に話されたことは、簡単に纏めると。
・有給は権利。でも、どうしてこのタイミングで休むのか、理由を教えて。(言いたくないなら良い、と言われましたが)
・今の白兎君、見てきたけど即応性が求められるここではこの先通用しないよ?
・(精神を病んでいること。かつすぐに対応しなければならない+同時並行はほぼできないと前もって話していた)ふーん。でも4月には新しい社員も来ることはわかっていることだから、その前に「最低限」をこなせるようにならないとね
それを聞いた途端、折れる寸前だった心が音を立ててへし折れました。
ここには来られない。行きたくもない。会社の連中とは、もう一切関わりたくない。
ブログにおいても数々の空白の期間がありましたが、その間も、気持ちを紛らわせ趣味に没頭することで仕事を忘れようと奔走していました。
でも、それももう限界。
お金よりも、迷惑をかけることよりも。
自分を守らないと、今度こそ自害しかねない。廃人になる。
この時点で既に離人症と解離性健忘(仕事でやってきたことや立ち振舞を思い出せない)、食欲不振にアルコール依存症の嫌いが出ていたこともあり。
形振り構わず、休職に走ったというのが、事の成り行きです。
その後は直属の上司とは話したくもなくなっていたので、別の上司に間に入っていただく形で休職の手続きを進めております。
が、休職にあたり診断書が必要になってくるのですが、ここではここで通っている心療内科でも一悶着ありまして。主治医と私で軽く喧嘩腰になりながらも、何とか診断書を貰えたので良かったものの。
私の中で何十年も影を潜めながらも時折顕在化する、人間不信と他者への攻撃性を助長することとなりましたが、それはまた別の機会にお話しできればと思います。
長くなりましたが、ひとまず二ヶ月という療養期間を得ることとなりました。
このような私から、一言だけ。
時には、身体に鞭打ってでも働きに出なければならないことはあると思います。
然れど心も身体もボロボロにして、心さえ無くしてしまっては、生きる意味もなくなります。
ですから、どうか。
どんな状況であっても、少しでもご自身の中で「なにかおかしい」と感じた瞬間に、お休みを取ったり休職なさってください。
所詮、他人は他人。特にこの御時世自己保身に走る者があまりにも多い。
誰も守ってくれません。
そうなる前に、どうか、自身を守ってください。事があってからでは、遅すぎます。
休職の身となった今でも、先日より身内でトラブルが続出している私ですが。
もうどうにでもなれ、と開き直り、諦めも抱いて過ごしています。
でないと、やっていられないので。
久方ぶりとなる記事がこのような内容となり、申し訳なさすら覚えておりますが、ひとまず近況報告とさせていただきます。
最後に、だいぶ心が軽くなった出来事の写真を添えて、締めとさせていただきます。
それでは、また。
右下でベンチに腰を降ろしている白いオオカミ。
これ、実は私です。