白兎と雪狼の、果てなき旅路

ドライブやドライブや写真撮影を趣味とし、その他、HSPやAセクシャル、イジメ。精神的・心理的なことについて綴っていきます。

【HSS・HSP】情報遮断 ~刺激の断捨離~

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  昼間はすっかり暖かくなってきたのにも拘らず、朝晩の冷え込みは未だに厳しい日が続いています。

 重なるかのように、激しく叩き付ける雨。不安が日に日に積み重なっている、白兎です。

 

 

 皆さん、こんばんは。如何お過ごしでしょうか。

 

 

 今やいつでも、誰もが簡単に情報発信し、受け取る。情報産業部門は意思伝達の手段だけに留まらず、娯楽の一つとしてなくてはならないものとなってきています。

 

 

 しかし私は、今回の新型コロナウイルスによって、その弱点が浮き彫りになってきているように思い始めています。

 終日流れる情報は多岐に渡り、数えることなど到底不可能な程の数が、ばら撒かれるように錯綜しています。

 数の暴力と言わんばかりの情報の波。人間の脳が処理できる能力を遥かに超えて、それでも尚私たちを飲み込むかのように駆け抜けては消えていきます。

 

 連日の報道やネットニュースに、もう疲れたと訴える方も多くなってきているそうです。

 

 私も、その一人です。

 HSPを自負する私は外界からの刺激を多く取り入れてしまいって。4月の頭頃より、許容を超える情報を前に悲鳴を上げ始めています。

 

 なら、見なければ良いのに。

 

 そう思い、自制を試みても。

 何かと刺激を求めてしまうHSSの側面が強く出てしまい、理性を振り切った「興味本位」のまま情報を漁っていって。

 挙句の果て、飽きた頃には。自分には過ぎた情報過多により、「やっぱり、やめておけば……」と勝手に後悔してばかりでした。

 

 

 今回は、自分への戒めの意味も込めて。

 自分の意志とは関係なく、容赦なく駆け回る情報の渦。それに巻き込まれる危険性と。

 真偽の程も曖昧な数多くの情報の中から、本当に必要なものは何なのかを自分なりに見出す大切さを。

 そして今だからこそ、時には思い切った情報と刺激の遮断と断捨離が必要であることについて、HSSとHSPの気質を持つ私なりの思いと共に綴っていきたいと思います。

 

 

 

 ※注記※

 客観的視点で書くことを目指し努力する本ブログですが、本記事は個人的な主観視点での意見や言葉が多くなります。

 正しさも間違いもないと思いますが、ご意見等ございましたら、お手数ですがコメントや問い合わせフォームよりお言葉を頂戴できればと思います。

 ※注記終了※

 

 

 

 

 

 不安と他責に塗れた報道

 

 新型コロナウイルスについて、本格的に取り上げられ始めたのは、2月の終わり頃だったでしょうか。

 それまで他国で発生していたことにも関心が薄く、芸能人や五輪についての報道が多く流れていたと記憶しています。

 それが、時を経るに連れて。

 新型コロナウイルスが、日本を侵食し始めたことを契機として。報道機関はこぞって、新たな感染者が各都道府県で出る度に、無感情のまま事実だけを伝えるようになっっていきました。

  

 そしていよいよ、世界的流行と国内感染が顕著になり、五輪が一先ず先延ばされたことが決定打となったかのようにして。

 それまで鳴りを潜めていた国内感染者が、倍以上に膨れ上がったことが報道されて。

 対応に迫られる政府の軟弱さを露呈するような記事も、連鎖的に増え始めたように思えてなりません。

 

 人類の存亡を掛ける今、批判することは簡単です。故に、ここでは個人的な思いや感情は控えさせていただきます。

 

 然れど、一つだけ。

 報道される事柄は、少しでも見る人を安堵させる内容は皆無で。どれも不安ばかりを煽るようなものばかりに見えてなりません。

 例えば、マスクが全くない現状に。

 報道はマスクを求めて列を成す人々ばかりを映して、意味や意義があるとは思えないインタビューを繰り返してばかり。

 

 そんなもの、一般人でも十二分に承知していることだよ。要らないよそんな報道。

 

 このような事態でも、企業秘密のようなものでもあるのでしょうか。

 マスクの在庫は十分にある、と政府が自信を持って宣言しているのに。

 街には、「在庫なし、入荷未定」の張り紙ばかり。

 

 マスクを始めとする衛生用品を取り扱う販売店は、現実としてクレームや問い合わせが相次いでいると聞いています。

 ネットニュースでも、当事者が「毎日が地獄です」と悲鳴を上げています。

 

 だからこそ、ではありませんが。

 報道機関だからこそ、できることが他にあるだろうと、思えてなりません。

 店頭にマスクが並ばないことには、必ず理由があるはずです。

 それを追求するだけでなく。実際に製造している生産所の倉庫へ取材して、在庫状況を映し出すことは果たしてできないのでしょうか。

 とは言え、それはそれで製造工場に人が押し寄せるといった、別の問題が出かねないのかもしれません。

 しかしただ単に「在庫は十分だから、買い占めしないで」と根拠や確証を見せずに無責任に訴えられるよりも、余程信用できると私は思っています。

 

 

 そう思い始めて、早二ヶ月程。未だ報道のあり方は変わりません。

 

 感染者が増えている、だから政府の言う通りに自粛して欲しい。連日、同じ謳い文句しか流れてきません。

 

 報道って、何の為にあるのでしょうか。

 

 元よりバラエティやドラマといったものに興味がなく、テレビを見ない私は、こうして記事を叩くように綴っている今も。

 私の部屋にあるテレビは、パソコンの大型モニタとして大活躍しています。

 

 

 

 

 怒りと嘆きに満ち溢れたSNS

 

 

 飽く迄一方的である報道に対して。

 自ら情報発信でき、共有や共感を目的としたSNSでは、更に深刻で凄惨な状況です。

 

 匿名性であるが為に、時には思い切った発言や賛同を呼びかけられるその場は。

 

 行政や報道に対してに留まらず、行き場のない個人的意見や言葉が乱立しています。

 そこには怒りだけに留まることなく、嘆きを通り越した諦観、他者不信とも取れる意志を叩き付けたものも多いです。

 

 実生活を元に、感情任せに叩き込んだ文面がある中で。

 中には敢えてヘイト記事として注目を集めて。あたかも賛同を暗に募るような投稿も見受けられます。

 

 SNSはどんなに素晴らしくて賛同を集めるような言葉や思いが書かれても。

 飽く迄個人的主観を抜けることはないと思っています。

 

 

 しかしながら、そこに羅列される言葉は。余りにも生々しくて、切実で。

 並べられた言葉を遥かに超えた感情のような思いが複雑に絡み合っていて。

 閲覧する私に流入することになりました。

 

 

 

 

 

 

 必要な情報を得ようとして、HSPの気質が感情さえも拾って

 

 

 

 自分が本当に必要とする情報を求めようとした私は。信憑性に乏しい報道やネットニュースを避けてきた結果。

 

 発信者の生の声と言って差し支えない、SNS上の言葉の数々に出会うこととなりました。

 

 

 そのような場面でも。HSPという気質が、無意識的に発現し続けていました。

 

rayleonard-00.hatenablog.com

 

rayleonard-00.hatenablog.com

 

 

 私の場合は五感の中でも、特に音に敏感です。

 今回の内容に当てはめると、報道する人々やコメントする解説者の声に、大きく反応しました。

 事実を伝える為に、敢えて感情を出さないようにしている報道関係者はともかくとしても。

 インタビューされる人々や、それを受けて意見やコメントする解説者の声は。

 

 オブラートに包むようにして。言葉を慎重に選びながら、声色さえ平静を装っているように聞こえても。

 私は、表向きの声色以上に深入りして。その人が抱える感情や思いを、半ば無意識的に拾い上げていました。

 それが不安であったり、怒りであったり、嘆きであったり。あたかもそれは、絵の具をグチャグチャにかき混ぜたような、感情の塊のようなものを感じて。

 喉元まで出かかっているものを、必死に抑えているように思えてならなくなって。

 そしてそれが、自分自身が同じ思いを抱えているかのように。

 錯覚、と言えば良いのかわかりませんが。

 今回については尚更強く、そんな感覚にさえ陥ってばかりでした。

 

 

 刺激を捨てたいのに、刺激を求めようとして

 

 

 そうやって勝手に、周りの情報を刺激として取り込んで。その裏に見え隠れする感情に翻弄されてばかりでした。

 

 このままで流されるように情報を取り込み続ければ、自分まで侵食されて。

 最期は、心が壊れる。

 

 頭という「理性」ではわかっていながらも、それでも探求を止められませんでした。

 それは恐らく、刺激を追い求めるHSSの気質が大きく出ていたからだと認識しています。

 

rayleonard-00.hatenablog.com

 

 

 ここで少し脱線させていただいて。

 

 HSSとHSPを併せ持つが故の行動について、私なりの見解を綴らせていただきたく思います。

 

 私は元々「超」が付く程の怖がりです。

 その為ホラー的な話や映画は、物凄く苦手です。例えば「呪怨」といった作品は、とてもではありませんが怖くて見ることなどできません。

 

 にも拘らず某掲示板で語られるような怖い話や都市伝説といった類には、恐怖心よりも好奇心の方が上回って。

 突き動かされるかのように読み耽って、背筋が凍るような思いをして。読み終えた頃になってやっと、恐怖と不安が支配するようになります。

 それが後を引くかのように。寝る間際になっても、目を瞑るだけでも妄想のように恐怖が映像化されて、脳裏を過ぎって。 

 

 見なければ良かった。夜中にトイレに行くのも怖い。どうしよう……。

 

 怖いもの見たさが為に勝手に突っ走っておきながら、後々後悔して暫く引き摺り続ける。

 

 それが私が考える、HSS型HSPというものを簡単に表現できることです。

 

 

 脱線した話を戻しますと。

 

 言葉以上の感情を取り入れてしまい草臥れてしまうことはわかっているのに。それでも好奇心と興味が先走ってしまう私は。

 

 今回の事態にさえ、同じことを繰り返していました。

 

 結果的には、自業自得と言える程に。

 好奇心が先走ったが為に、様々な感情を取り込んで、感化して。

 食欲が減退する程に、気が滅入る毎日を送るようになっています。

 

 

 

 情報遮断と刺激の断捨離

 

 

 今の私は。

 全ては、自ら抱える性質を知りながらも、制御できなかったことに起因します。

 

 それをHSPだからとか。HSSだからとか。そういった言葉で片付けて、逃げることはしたくないと思い始めるに至りました。

 

 そこで、これまで受け入れるがままでいた自分自身の性質を。

 

 理性を以て制するという、初めての試みを始めました。

 

 これまでは「入ってくる以上、仕方ない」と信じて止まなかった情報を、五感からの刺激を。

 自分の意志で、必要か不要かを選択して。不要と思えたものは、遮断する。

 情報を遮断した上で、それでも入ってくる刺激につても。

 取り入れるか否かを自分の意志で決定して、断捨離することを決意するに至りました。

 

 

 具体的に私が実践した内容を、簡単に羅列したいと思います。

 

 

 情報の遮断については、簡単でした。

 テレビを主な媒介とする報道は、元々関心の薄かった為、テレビをパソコンのモニターとして用いることで、容易に遮断することができました。

 

 

 苦戦したのが、SNSでした。

 

 ブログを綴る身として、SNSは簡単に切ることはできませんでした。

 特に、インターネットと繋がる度に飛び込んでくるニュースや叫びは。私の決意など成す術も なく、容赦なく情報を齎し続けました。

 

 そこで、逆に考えました。その答えは、容易いものでした。

 

 見に行かなければ良い、と。

 

 自分が「本気で」求めていないのであれば、尚更のこと。

 そうやって不要な情報源を断ち切る一方で。

 

 癒やしとも憩いの場とも言えて、訪れ続けた場所は。

 幸いなことに、今まで通りの活気を保ったままでした。

 好んで見るようになった動画配信者の方も、私の趣味趣向が飛び交う場が、平穏で有り続けていることに、私は安堵するかのように詰まった息を吐き出していました。

 

 

 情報の渦に飲み込まれて、一時は見失いかけた私でしたが。

 報道という全国的にではありながらも、結局は一方的に「押し付ける」ようにしてきたものを捨てて。

 SNSでも、所謂大手と呼称される団体からの情報を遮断して。

 五感から齎される刺激の断捨離も、辛うじて成功することができました。

 

 

 

 とは言え現状を掴むことは、確かに必要なことに変わりはないと思います。

 しかしながら、それ以上の感情や思いを汲み取る必要は。ないと私は思っています。

 

 今の私は、必要以上の情報を齎さない「SmartNews」というアプリだけを用いて、情報を得ています。

 このアプリは事実だけを的確に伝えるものです。

 大手企業のニュース記事でありがりな、筆者の意図や感情は一切排他されています。

 

 個人的におすすめ出来ると共に、情報が錯綜する今だからこそ、頼れる存在です。

 

 

 最後になりますが。

 未だに脅威を広げ続ける新型コロナウイルスは、世界を蹂躙して収まることを知らぬまま、人類を不安と恐怖に陥れ続けています。

 それに立ち向かうことができる術は、今現在でも確立されていないからこそ。

 喩え矮小な意識でも、一個人という弱い意志であったとしても。

 飛び交う情報に左右されずに存在し続ける、一人ひとりの思いが。

 いつの日か多大な情報を上回って、未曾有の事態を打破出来ることを。

 

 正体さえ掴めないウイルスに、報いるようにしてでも打ち勝てる日が必ず来ると、私は信じています。

 

 喩え拠り所をなくしてしまったとしても。

 

 ウイルスを目前にしてでも、負けてなるものかという思いが、続く限りは。

 

 

 

 

 今回も御閲覧くださり、ありがとうございました。

 それでは、また次回まで。

 

 

 

 

 

 

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