【価値観・生き方】仮想世界への逃避 ~詰まらない現実を見捨てて~
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インターネットやSNS、そしてゲームや漫画。
現実世界と繋がっているように見えて、そこに熱中している時は、現実という世界を忘れるかのように没頭してしまうもの。
今の世の中は、新型肺炎に関する話題で埋め尽くされていますが、他にも世界情勢や株の値動き、もっと細かい所では芸能人や政治家に関する話題ばかりが彩っています。
より自分自身の視野というものにフォーカスしていくと、自身が勤める会社の動きだけに留まらず、学校での出来事。
果ては人間関係や各々が抱える病気や環境に起因する、昏いものばかりが映し出されるように思えます。
良く、小さな幸せの為に人間は生きている、という言葉を耳にしますが。
それよりも遥かに詰まらなくて、下らなくて、見たくもないことだけが広がるのが、現実というものであると個人的に思えてなりません。
かく言う私もそういったものに簡単に辟易し、ついインターネットやSNS、ゲームといった仮想世界に入り浸る日々を送っております。
マイナーなゲームアプリですが、スドリカというゲームにおいて。
先日実装されたばかりの新キャラを手にすることができて、仕事という現実さえどうでも良いとさえ思いでいる、白兎です。
皆さん、こんばんは。如何お過ごしでしょうか。
書き出しから飛ばしている感を抑えられていない、と思っておりますが。
現実というものに対して、私は。
世界で起こっている大惨事は兎も角として。
芸能人や政治家の話題や活躍に、全く興味や関心が湧きません。
特に芸能界というものは疎いにも程があり、芸能人や有名人、興味があるアーティスト以外の話題を振られても、真っ当な回答すら返せないという有様です。
身内でも芸能人の名前が飛び交うことが多々ありますが。
私が「誰、それ?」と大した関心もなく聞くと。
「そんなことも知らないの?」と逆に詰られる程度に、私は現実に疎いです。
疎いというよりも。
世間で活躍する人物たちに、興味すら持てない、といった方が私の場合は正しいです。
逆に言うと、それ以外の回答が見つかりません。
同時に、妬みといった感情は思い浮かびません。
などと思うと同時に。
興味がないという言葉を盾にして、現実世界を投げ捨てて、仮想世界に入り浸ることはおかしなことなのだろうか。
そんな、ネガティブにすら捉えられる抱いてしまいます。
今回は、私個人としては余りにも詰まらなくて希望さえ見出だせない現実と。
現実と繋げっているかどうか朧気な、仮想世界。
相対するような世界同士について、私の体験談を交えながら綴っていきたいと思います。
- 現実世界で、強く生きられるだけの力を持つ人がいる一方で
- 現実に幻滅して、逃げるように仮想世界へ飛び込む
- 現実と仮想世界の境界線
- 皆さんはどの程度、現実と仮想世界を上手い具合に切り離していらっしゃるのか。
- 或いは、両立させることができることができていらっしゃるのでしょうか。
- のめり込むことがなければ、仮想世界でも悪いことではないはず
- 皆さんはどの程度、現実と仮想世界を上手い具合に切り離していらっしゃるのか。
- 或いは、両立させることができていらっしゃいますでしょうか。
現実世界で、強く生きられるだけの力を持つ人がいる一方で
周りを見ていても、仮想的、或いは幻想的な世界に入り浸ることなく。
現実というものをしっかりと見定めて、邁進し続けている人は沢山います。
その原動力は、様々あると思います。
自己に対する、絶対的な自信。
生まれ持った、人を先導できるだけの頭脳とカリスマ性。
培い蓄え続けたことで得た、誰にも負けない経験値。
挫折を跳躍力として、過去を繰り返さないよう、二度と屈しない為に決死の努力と決意によって克服した自負。
喩え心のどこかで、葛藤や悩みは少なくないとしても。
そういった人たちは、少なくとも第三者から見た場合、現実を強く生きているかのように見えます。
誰もが、そういった強さを持っていれば、世界は変わるのかもしれません。
ですが、そんな人たちがいる一方で。
現実世界に。目の前の出来事に疲れ、困憊して。
心を折られ、現実と向き合い続けるだけの力を失ってしまった人も多いと感じています。
私も、そんな一人です。
現実に幻滅して、逃げるように仮想世界へ飛び込む
現実で繰り返される光景を目の当たりにし、何か起こる度に精神を侵食されるかのように不安を積み重ねて。
自分を何とか保とうと策を講じても、それ以上の慈悲無き現実の数々を味わう日々を送るにつれて。
苦境を打開しようという強さを見せることもできず、抗いた気持ちばかりが空回しして、挙げ句には現実から逃げるようになっていました。
でも、最後は逃げ場も無くして、耐えられなくなった挙句の果てに。
何もしたくない、何にも興味が湧かない。生きていること自体が辛くて。現実にも向き合えない自分を嫌悪する。
精神を病んで、自ら命を絶とうとする寸前にまで、私は追い込まれました。
現実に、希望はおろか夢を抱くことさえ愚かなことだ、という歪んだ認識が茨の如く自分を雁字搦めにしていた、うつ病の急性期の中で。
唯一とも救いと言えるものがありました。
それが、仮想世界というものでした。
その世界に浸っている時間は、現実を気にすることなく、自分の意識を仮想世界へ送り込むことで。
ゲームであれば、主人公や登場人物に成り代わることで、その世界で最強だとか英雄だとか、そんな優越感に浸ることができて。
インターネットやSNSでは興味を持った分野に入り込んで、癒やされたり、気分を紛らわせることができました。
今でも、私はその傾向のまま生きています。
寧ろ、直そうという気も起きません。
私は、現実に対してとっくに幻滅しています。
そんなことを訴えている自分がいる、一方で。
少しずつではありますが、身内や車仲間、親友とのお付き合いを楽しみ、喜びや味わえる程度にはなりました。
現実世界において、自分という存在を多少なりとも享受し、「私という人間は、こういう人間だ」と病気を発症する前よりも誇示できるようになってきています。
しかしながら、相変わらず私は現実に立ち向える程の気持ちや強さは、他の人よりも弱いです。
元々、私は自分が興味を持ったもの以外には関心すら向けない性格も相まってなのかもしれません。
もしくは、仮想的なものに対する興味が、遥かに強いとも言えるかと思います。
具体的には、創作的なものにのめり込んだり、そういったものに感情移入することが数多い私には。
現実の出来事や他人の活躍に、興味を持たないことに拍車を掛けているのかもしれません。
そんな自分を、私は現実から逃避して仮想世界え逃げている、とさえ思うこともあります。
現実と仮想世界の境界線
唐突にはなりますが、正直な気持ちでお聞きしたことがあります。
インターネットやSNSが普及し、多少なりとも現実世界と仮想世界が入り交じるようになった現代において。
皆さんはどの程度、現実と仮想世界を上手い具合に切り離していらっしゃるのか。
或いは、両立させることができることができていらっしゃるのでしょうか。
答えのない答えを求めていると思われるかもしれませんが。
逃げてばかりだった私は、そういった一つの「指標」のようなものが、無性に欲しくなることがあります。
少なくとも私の場合は、現実に10割向けて生きていける程の強さも、心意気もないままです。
だからなのでしょうか。
現実を、職場の状況や人間関係を的確に判断して行動する必要性があると認識しつつも。
上手く立ち回れない自分を悔やんで。
否。
適応できない自分を呪うように、心の中で罵って、責め立てる続けています。
言い訳にしたくはないと思いながらも、実際の私は、現実から目を背けて仮想世界に逃避する。
或いは、何もかも投げ捨てて、ひたすら独りの時間を確保しようと奔走する有様です。
そうすることでしか、自分を保つことができない。知らぬ間に、現実に飲み込まれてしまうという恐怖のようなものに。
いつの間にか覚えてしまった、仮想世界への逃避という行為を、私はやめられずにいます。
そして、時々。
現実と仮想世界の境界線のようなものが、わからなくなってしまう。
そんな錯覚すら覚える時さえあります。
のめり込むことがなければ、仮想世界でも悪いことではないはず
現実を見据え続けて生きていくこと。
人生という道を歩み、進み続けていく上では切り捨てることはできないことだと思っています。
しかし、現実を全てありのまま受け入れて、生きていける人は、そう多くはない。
現実を有り体に見据え、それでも強く生きられる人ばかりの現実であれば、話は全く異なってくるかもしれません。
しかし、私は。
そういった人たちがいる影で、仮想世界に自らを投影する生き方があっても、全てが悪いことではないのではないか。
戯言のように聞こえるかもしれませんが、今一度はっきり申し上げます。
現実を強く生きる人たちに対して、私は妬みや憎しみのようなものは覚えません。
他方で。
仮想世界で英雄的立場になったり、注目を集めることに固執する人も、出てきかねない現代。
相手が不特定かつ圧倒的多数という仮想世界。その特性を利用するような形で、現実を捨て去って、承認欲求を上回るような一時的な注目を集めること。
現実では得られないからこそ、仮想世界で求めるもの。
それは果たして、それは本当の自分と言えるのでしょうか。
結論に至る時に限って、毎度中間的な立場を示してばかりの私ですが。
現実世界を見続けるには、余りに辛い。
適応しようとすればする程、自分という存在を削って、無理に適応しようとする人もいるかもしれません。
ですが私は、そこまでして自分を削って、売り込むようなことをするよりも必要性などないのではないか、と思っています。
同時に、報道沙汰にならない程度に、時には現実を忘れながらも。
仮想世界に身を委ねて、他の誰でもない自分という存在を保つことも、選択肢の一つとしてあっても悪くないのではないでしょうか。
程度の差があることを承知の上で、私が未だにできないことについて。
最後にもう一度、問わせてください。
皆さんはどの程度、現実と仮想世界を上手い具合に切り離していらっしゃるのか。
或いは、両立させることができていらっしゃいますでしょうか。
願わくは、その方法をご教授願いたいとさえ、勝手ながら思っております。
今回も御閲覧くださり、ありがとうございました。
それでは、また次回まで。